ぬん

マザー!のぬんのネタバレレビュー・内容・結末

マザー!(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

※映画を観た後に解釈を読んだ方がいい!と皆様のレビューで拝見していたので、

①は映画を観ただけの感想
②は解釈を読んでからの感想

を記しました。
②はネタバレ含むので、まだ観てない人は見ないことをお勧めします!
(スコアは解釈みた後のもの)


常に自分を見て欲しい妻と、
妻の束縛と期待が重い夫。

内向的と外向的。

年齢もかけ離れている2人が
なんで夫婦になったのか、
最後まで全くわからない。汗
2人ともキレたら怖い。

2人で過ごす穏やかなはずの時間さえ、画面からはずっと強迫観念にかられているような恐怖が伝わってくる。
妻の常に何かに怯えている気持ちが、見てるこっちがもうやめて〜!ってくらいに。。

そして自分の作り上げた世界に、一歩でも他人が踏み込むと不安と恐怖が膨らみ暴走する。

なんだこれ、何を伝えたい映画なのか、私には正直さっぱり分からなかったです。汗
彼女=家なのは徐々にわかったけど…。

こんな感じにちんぷんかんぷんで、映画だけでは☆☆(星2つ)です。笑

一旦、解説を見る前の感想はここまでとし、解説見ます!


以下②

↓↓↓



な、なるほど…!!!
この映画をみて、あ〜あの部分ね、とかあの登場人物のことね、ってなるほど知識なかった。笑

解説読んで腑に落ちました。

いや〜
妻、家=地球からみた、
後から来たヒト=人類って、
ほんとめちゃくちゃ野蛮…。

作品=神の言葉、聖書と捉えると、
「解釈は人それぞれ違う」
「自分のことを言ってるように感じる」
というセリフにも納得。

夫=神と捉えると、
「彼は寛容だ、我々を見捨てない」
っていうセリフとか、
写真を崇めたり、熱狂信者が押し寄せたり、戦争がおっぱじまったり、、
もろもろ腑に落ちる。

前半に出てくる非常識な家族も、
アダムとイヴとカインとアベルとは!

たしかに肋骨あたり怪我してたし、
女性のが後からきた!!
ダメって言われたのにズカズカ聖域犯して、禁断の果実=クリスタル割った…!

正直、消えた兄がまた突然殺しに現れるのでは…って想像してビクビクしてたから全然違ったな…笑

地球が人類の暴挙にブチ切れて、自分もろとも焼き尽くすシーンは、環境汚染による、地球温暖化、自然災害のことなのか。。

解釈を知ると色々腑に落ちたけど、
どうも神のことは好きになれない。笑
こんな事何度も繰り返してるとしたら、学習してなさすぎる。いや、悪いのは人間だけど、神様もあまりに無責任よね…?

表面だけ見ると、
メンヘラ妻と、なんかいつも満たされなくて刺激求めちゃう旦那の胸糞映画でしたが、解釈をみると1番胸糞なのは私たち人類。

聖書の内容をすぐわかるレベルの人でないと映画だけでは楽しめないから、3.5かな…。
でも、とても興味深い、問題作でした。
ぬん

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