Lynne

マザー!のLynneのネタバレレビュー・内容・結末

マザー!(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

果たしてこの映画のジャンルはサイコサスペンスで正しいのかな?

聖書が下敷きとは聞いていたからなんとなくの流れは理解できた、ような気がする。
創世記のモチーフやハビエル=神なのは納得だけど、それ以外もちらほら思い浮かぶ聖書箇所があったなあと

例えば2人分で用意した記念日のディナーを、群がる人に対して「分け合いなさい」というのはパンと魚の奇跡を彷彿とさせるし、そもそもハビエルが詩人という設定は「はじめに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神であった」という聖書のフレーズを想起させる。

ただ、子ども=キリストのメタファーは明白であるにしても、ハビエルも神(=創造主)というよりキリストとしての側面が強くないか?と思った。直接人間を諭すのも赦すのも、神というよりキリストの役割なんじゃないかとも思うけど、それは三位一体説が絡んでくる話?

というか子どもが生まれて、捧げものが届けられるシーンなんかまんまそれだけど、そうすると当然あの2人はマリアとヨセフになるわけで、まあでもイエスは神の子であるから父親がハビエルなのもあながち見当違いでもないのか
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