いや、これはね。DVDは欲しくないけど、沈みたいときに見たいね。
なんでこのタイトルなんだろうってずっと考えながら見てたけど、「聖母」「与えること」「赦すこと」の風呂敷に包まれた超善というところでしょうか。タクシー・ドライバーで「善が度を越すと悪になる」みたいなセリフがあって、それがずっと心の中にあるんだけど、まさにそれ。主人公（女性）が吐く「insane!」がもうぴったり。これ以外に表現できる言葉がない。
見ているうちに、「あ」ってなって、「あ、あ」ってなって「ちょちょ」ってなって「おいおいおいおいおいおい」ってなって「おろろろろろろろろろうわわわわわわわ」ってなって、「・・・」ってなる。
これは夢だよね？夢オチだよね？目が覚めるよね？って見てたけど、残念ながら夢じゃなかった。
夢じゃないんだけど、なんなんでしょうこれ。もしかして主人公（男性）は。
・・・ていうか、この映画、名前が全然出てこない。I, you, she, he, we, they で語ってるのに今気付いた。うわ。すごい。anonymousか。大衆で括ってるのか。うわ。すごい。
うわ。なんかすごいのにドキドキしてきた。
もう、B級といってもいいくらいの描写も出てくるんだけど、そこはきっとB級に見えるように計算されているA級なんだろうと思います。
insaneな人々もあれだけど、もうI have nothing left to giveになるまで与えちゃうのもあれですね。
すごい映画でした。
・・・1日経って、他の解説なんかも読み回って、そしたら「あ、そういうことなのか」と思ってもっかい見たくなってきた。
