マザー!の作品情報・感想・評価

マザー!2017年製作の映画)

Mother!

製作国:

上映時間:121分

3.4

あらすじ

郊外の一軒家に住む一組の夫婦、ある夜現れた不審な訪問者によって穏やかな生活が一転する。翌日も次々と現れる謎の訪問者たち、そんな招かれざる客たちを拒む素振りを見せず次々と招き入れる夫の行動に妻は不安と恐怖を募らせる。 訪問者の行動は次第にエスカレートし、常軌を逸した事件が相次ぐ中、彼女は妊娠し母親になるが、そこで想像もつかない出来事が待ち受ける。すべては現実なのか?それとも彼女の妄想なのか・・・…

郊外の一軒家に住む一組の夫婦、ある夜現れた不審な訪問者によって穏やかな生活が一転する。翌日も次々と現れる謎の訪問者たち、そんな招かれざる客たちを拒む素振りを見せず次々と招き入れる夫の行動に妻は不安と恐怖を募らせる。 訪問者の行動は次第にエスカレートし、常軌を逸した事件が相次ぐ中、彼女は妊娠し母親になるが、そこで想像もつかない出来事が待ち受ける。すべては現実なのか?それとも彼女の妄想なのか・・・!?

「マザー!」に投稿された感想・評価

KotaUshio

KotaUshioの感想・評価

4.5
観る前に聖書を読むことをお勧めします。
erieriko99

erieriko99の感想・評価

1.0
最後の最後まで意味がわからない!
今まで見た映画の中で一番意味がわからなかったwwむしろ、一度見ただけで理解できる人いるの?ってくらい。。
納得の日本公開中止ww
実にくだらない。

このレビューはネタバレを含みます

全てやり直そう(無限ループって怖くない?)

レッドボックスで借りました。
今まで見た中で1、2を争うしんどい映画でした。そして納得の日本公開中止。本当に見たい人だけ見た方が良いですね。

この映画を見るにはキリスト教に関するある程度の知識が必要です。

全てはキリスト教についての皮肉です。
ジェニファーは母なる大地、作家は神(キリストのお父さん)。家に訪れる人々は信者。聖書は全世界のベストセラーらしいので、そういうふうに考えてみたら理解できる部分が増えてくるのではないでしょうか。

一番最初に燃えている女性の顔がアップで出ますが、それは前の母(地球といってもいいのかな)。
父が大事にしている大きな結晶は母(ジェニファー)の心臓を表しています。
キリスト教は女性差別をしていた過去があります(イエスを生んだのは明らかに女性ですけどね!)。ジャンヌダルクをご存知の方はわかるでしょうが、魔女と思われる女性を火あぶりで殺したりした過去もあります。キリスト教は最も戦争を起こす宗教とも言われているのですが、彼女の家(神の家=教会?)でもまるで場違いな銃撃戦が始まります。そして信者たちはイエス(ジェニファーが産んだ赤ちゃん)を最終的に殺して食べてしまいます。これは有名な「私の血はワイン、私の肉体はパン」を表しているわけです。

少しわからないところは、ジェニファーが飲んでいた黄色い粉。カドミウムかな?

それにしても、ジェニファーが綺麗。愛する人を見つめる眼差し、恐怖に怯える顔、怒り、戸惑い、悲しみ、喜び、全ての感情をカメラに収めるために一体どれだけ大変な撮影だったことでしょう。一見の価値ありですね。キツイですけど!
映画詳しい人こういうの詳しい人はわかるんですか?
私には全くわかりませんでした
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

4.3
【日本男性こそ観なくてはいけない】
ヴェネチア国際映画祭騒然!東和ピクチャーズがビビって日本公開中止にしてしまった問題作。観た人曰く、「開始5分でネタバレ地雷原。観た人としか話せない」「映画が観客をレイプする」「狂った傑作」とのことだったのでブルーレイで観てみた。

確かにネタバレ地雷原。町山智浩が、他にも簡単に連想する作品があるのにも関わらず、本作との引き合いに日本のマニアックな作品を挙げていたのも納得。別の映画名を述べた途端、衝撃が半減するのだ。

では、ネタバレせずに頑張って本作を語ってみましょう。

本作は、ジェニファー・ローレンス扮する女とハビエル・バルデム扮する夫の暮らす一軒家に次々と見ず知らずの客がやって来て家を荒らすという内容。

不条理過ぎて一見難解に見えるが、ホドロフスキー映画同様、比喩がストレート過ぎる映画だと認識して観ると本質が分かる。

女はあるシチュエーション下に置かれている。それによる心の不安、夫とのディスコミュニケーションを文字どおり「家の崩壊」で描いていく。

そして、不条理過ぎて訳分からない、観客もジェニファー・ローレンスと共に他に理解者がいない混沌を彷徨うことで、そのシチュエーション下の女の葛藤を疑似体験することができる。

ここまでなら、今までも似たような映画が作られて来たので別に驚かない。察しの良い方なら、オチも予想できるだろう。

しかし、ダーレン・アロノフスキーはやっぱりアロノフスキーだった。終盤20分近いあの狂ったシーンの後に更に20分付け加えられたあの悪夢。

あれを観ると今の日本社会そのものに感じた。無論、ダーレン・アロノフスキー監督はただ倒錯的な映画愛を本作に籠めただけだ。

しかし、この『マザー!』は日本男性が観なくてはいけない一本だった。

未体験ゾーンの映画たち2019で上映してほしい映画でした。

ネタバレ解説記事はこちら↓
http://france-chebunbun.com/2018/01/04/post-13925/
疲れた。ほんっとーに疲れた。ずっとイライラしながら観てた。
後からネタバレ見てようやく理解したけれど。。
聖書を一度も読んだことない私にはブラックファンタジーfeat.カルトみたいな感じにしか思えなかった。これ日本で生まれ育った人が観たとして、しっくりすんなり理解できる人いるのかね?
m

mの感想・評価

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「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキー監督×ジェニファー・ローレンス主演による狂気と思想と困惑のカルト作。「ローズマリーの赤ちゃん」かと思いきや全然違った。観た人10人中9人は激怒する映画だと思うので、これは日本劇場公開が見送られたのも納得。
親切説明一切無しの難解な映画なので、我こそは監督の意図を読み取らんという映画狂の方か、ブラック・サイコ・コメディとして割り切って面白がれる方にしかお薦めできない。メタファー祭りなのでそういうのを読み解くのがお好きな方は是非。


最初の数カットで「これはカルト映画だ・・」というのがもうよく分かる。意味不明で理不尽な訪問客や出来事に翻弄されまくる主人公と一緒に観客も翻弄され続けるが、恐ろしい事に最後まで明確で分かりやすい答えが示される事は一切無い。ただただ観客の読解力が試される、そういう意味では潔くて歯応えのある作品。

これは恐らく聖書や人類の負の歴史のメタファーというか寓話の映画だと思うのだけど、カメラが主人公にずっと密着している割に映画自体は彼女や状況を俯瞰した視点で捉えているような感じがして、そのあまりの冷徹さに引いてしまった(まあ聖書だから登場人物から引いていて当然なのだけど)。
一軒家だけを舞台にして、間違いを繰り返す人類の負の歴史と神の無私無欲の試みを集約して描く野心はとても興味深い。その辺の細かい解釈についてはコメント欄にネタバレありで記しておきます。

キリスト教系の中高一貫校に通っていたのに、聖書の最初の数ページを読んで「これは俺には無理だ」と放棄して週に一度のキリスト教の授業の時間もずっと寝ていた不信心な人間なので、残念ながら理解がまだ浅いかもしれない。


映画自体は個人的に好みではないが、特筆すべき美点はかなりある。
まずは技術面での素晴らしさ。
撮影が見事だった。「ブラック・スワン」のバレエ・シーンではカメラが女優と一緒に踊っているような感覚があったのだけど、この映画では全シーンでその感覚が続く。家の中を動き回り、狼狽え混乱していく主人公にぴたりと息を合わせて寄り添いカメラは舞うように滑らかな手持ち撮影で動き続ける。
主人公に寄り添うだけでなく、彼女と他の登場人物達との距離感の微妙な遠さもレンズワークやフレームで表現しているのが巧み。
16mmフィルム(35mmやデジタルも併用しているみたいだが)の質感や色合いも良い。

録音、というかサウンドデザイン(整音)も素晴らしい。生活音をさり気なく細やかに強調しつつ、序盤でハビエルがグラスを持った時の残響音を微かに長く響かせたりといった微細な演出で観客の無意識下に不穏な感覚を忍び込ませていく。


なんといっても最も素晴らしいのが映画全体を牽引する主演女優ジェニファー・ローレンス。今回は彼女の新境地で、これまでの自己主張をはっきりとする気の強い役柄とは違い、この主人公は控え目でNOと言う事のできない女性だ。そんな主人公の言葉では言わない不安や混乱、愛情を繊細で豊かな表情の芝居で表現している(それを撮影が完璧に捉えている)。そして壊れていく終盤では、いつものジェニファーらしい激しさが顔を出してくる。流石の女優っぷりで、彼女がこの取っつきにくい映画のハートの部分を担っている。
ちなみにどさくさに紛れて初ヌードも披露しているが、それによってそのシーンが痛々しさが倍増していて非常に辛い。

終始ヤバいハビエル・バルデム、前半を搔き回すエド・ハリス&ミシェル・ファイファー夫妻、嵐のようにやって来て嵐のように去る「スターウォーズ」のあの人やコメディ畑のこの人ら、主人公を混乱の渦に叩き込む俳優陣の怪演も愉しい。

虐げられ続ける主人公の姿に、太古から現代まで社会で虐げられ続ける女性達の姿が重なった。「ノア」の監督らしい現代の狂った神話ではあった。
maru

maruの感想・評価

3.9
レスラーやブラックスワンのダーレンアロノフスキー監督の最新作。日本公開中止になるほど本国興行でコケたことからも万人ウケはしない芸術的要素の多い作品。

マザー演じるジェニファー・ローレンスとその夫ハビエルバルデムのハッピーな生活のなか見知らぬ人が訪問してくるが、一向に帰る気配は無く…というファニーゲーム的スリラー。ジェニファーローレンスが悲惨な目にあいまくるから本当に不愉快なんだけど不思議と笑えるシーンが多い。
メタファー全振りと一軒家が舞台なのにテーマが壮大すぎて、上手いなと思うと同時にもっとレスラーちっくな分かりやすく面白い部分も欲しかった気はする。
じゅん

じゅんの感想・評価

3.6
難しい芸術映画だった。象徴する意味が深くて最初は何じゃこりゃってなったけど最後に映画の意味をわかって理解したら結構良い映画だった。
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