kazマックスグローバーレッド

ベビーシッター・アドベンチャーのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

3.8
エリザベス・シューの若い頃がもう一度見たくなったので再鑑賞。オープニング曲「Then he kissed me」に合わせてノリノリで踊り、中盤でベビーシッターブルースを歌う ちょっとシャクレたシューちゃんが可愛らしいです。


郊外に住むクリスは彼氏との外食をキャルセルされ、近所の兄妹ブラッドとサラの子守を任されるが、家出して都会で一人ぼっちの友達ブレンダからSOSの電話を受ける。しかたなく子供達を連れてブレンダを助けに行くクリス達のワン・ナイト・アドベンチャー。

妹サラの心のヒーローはマイティ・ソーで、部屋はソーグッズで溢れて彼女自身もムジョルニアを持ちソーのコスプレ。でも背負ってるのはギズモのキャラ・リュック、何故なのかは後ほどとして、途中で金髪ロン毛 細マッチョ自動車修理工の兄ちゃんドーソンが現れるとサラちゃんはソーと思い込み 憧れの眼差し。この辺りのギャグは公開当時の88年ではソーのこと知らなかったので全然ピンとこなかった。そしてこの自動車工のドーソンを演じるのは『フルメタル・ジャケット』微笑みデブ二等兵ことヴィンセント・ドノフリオ。この時はめっちゃスタイル良かって同一人物とは思えない。

兄のブラッドを演じるキース・クーガン君はチャプリンの名作『キッド』の名子役ジャッキー・クーガンのお孫さん。爺ちゃんのように大人を振り回す映画に出てるのね。

友達のブレンダを演じてたのがペネロープ・アン・ミラーだった。彼女は『カリートの道』や『キンダーガートンコップ』のヒロインで90年代に大活躍していて、当時は結構好きな女優さんでした。

映画音楽担当はダイハードのマイケル・ケイメン。クライマックスが大都会の高層ビルで繰り広げられるってのが、後のナカトミ・ビルを連想させます。

監督はグレムリン、グーニーズの脚本を手掛けて、後にホームアローン、ミセス・ダウト、ハリーポッターなどの監督でヒットメーカーになるクリス・コロンバス。彼の監督デビュー作で、これまで関連した映画のイースター・エッグやエンドロール後のオマケもあって、久々に見ても面白かった。リメイクもあるらしいけど、とりあえずそっちは見れる機会があれば見てみようかな。