【Longest Night】
「親の計り知らぬ子供だけの一夜の大冒険」~ 週末 共に夜更かしして観たい一本。
場面転換、人物の出し入れ 共にそつが無くテンポは良好。
物語の端緒となる友人ブレンダ(アンミラー)の激烈たる頓痴気ぶりと、その彼女が足留めされるバスセンターのカオス。
カバーガール及びスーパーヒーローの“象徴性”も上手く機能させている。
子役の女の子(ブルートン)がなんともキュートで、本作一本きりなのが惜しまれる。
興味本位 / 似姿 / サスペンス醸成のマクガフィンと 三段活用される成人誌「PLAYBOY」は、更に終極に『手の届かぬ片影の暗示』であった事が諒解出来、諧謔 / 焦燥 そして感傷へと昇華される情感が素晴らしい。
大冒険を終え また日常に戻る事の心地良い疲労感と、昨日迄の自分と明らかに異なる小さな(然し大きな)成長の表出も忘れ難い。
《DVD観賞》