らくだ

ドント・ハングアップのらくだのレビュー・感想・評価

ドント・ハングアップ(2016年製作の映画)
4.0
誰彼構わずタチの悪いイタズラ電話をして、その慌てふためくさまを動画サイトで発信して遊んでいた学生グループが、殺人鬼と化した被害者に自分たちがやってきたのと同じコンセプトを何百倍にも濃縮された地獄さで徹底的に復讐される、というスリラー映画です。

とにもかくにも、主人公2人がどうしようもないクズなため、いい意味で主人公に感情移入がなく、そうすると「さて、どうやってこいつらは地獄に落ちるのかな!」という楽しみが生まれるんですよね。そういう意味で、スリラー映画というよりは、視点の違う「処刑ショー」みたいな趣の作品です。いいですよね、処刑ショー…(なぜならクズがひどい目にあう作品はとても楽しいので)
その復讐の内容も充実していて、家族や友人を人質にとってみせしめにする、家の中にある機器を乗っ取って精神的に追い詰めていくなど、なかなか凝っていて、殺人鬼のこだわりと確かな憎悪を感じます。そして今まで起こしてきた数々の愚行の報いを受けていく…みなさんもインターネット・ヤンチャなんてしちゃダメですよ!
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