『気づかない悪魔のジョーカー』
予想できる私の脳内フィルムを見事にぶち破る。
スクリーンは、車を運転している男性が、道端で困惑している女性と出会うシーンの物語から、もう既に私は巻き込まれている。
サイコパスの歪められた思想に。
その思想からくるバイオレンスを目の当たりにされ。
何度も何度も、衝撃の音が私の心の頬をぶん殴る。
この作品を見られた方の表情はどんな表情として形作られるのか。
それを1つのアートとして。
造形の顔として。
最後の最後に、
バイオレンスの世界から、新たな世界へと導かれる。
これは運命か。
あそこは運命か。