よくわからんけどなんか笑った。
この映画の背景となる宗教の知識とかなんとか全然知りません。高尚な芸術映画としての評価は僕は一切出来ないです。
ただ映像を見て、笑えた。本当それだけの感想だけどそれでいい。
殺人を見て笑うとか不謹慎極まりないけど、笑えるから仕方ない。
意図して笑わせてくるのは憎い演出だ。
人を殺すことに罪を感じていないような、遊びみたいに殺したり死体を飾ったりするサイコパス。それを見て観客も笑ってしまいそうになる。
最初あった罪悪感は途中だんだんと薄れて最後には素直に笑ってしまっていた。
サイコパスの視点が自分にシンクロしていくのを疑似体験する。
そう思うとめちゃめちゃ危ない映画だ。
ただそれも鑑賞直後は一切気付かず、それどころかエンドロールで流れるロックサウンドを口ずさみながら劇場を後にする。
まるで人を殺した後のジャックのように。