きよこ

ハウス・ジャック・ビルトのきよこのレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
4.2
『わたしの好きな数字は13…』
単純にバスケ部の時の背番号。。。
こらこら!もっとおっきな数字を言わなきゃね(^-^ゞ


名女優達がむちゃくちゃな殺され方をするもんだから、なんか不謹慎ながら笑った。始めはなかなかのサイコパスだなあって思ってたけど、ただの切れやすいおっさんなのか?なんて突っ込みつつ笑笑✨雑なのに潔癖症なのが笑える。

長丁場を感じさせない面白さ。さりげなく家族やロマンスを匂わせながら、ただの道具でしかなかったのもサイコパス。ラストの大鎌のシーンを覗く彼は果たして本物の彼なのだろうかとまで疑いたくなった。それくらい、温度が感じられないジャックだったから。


クライマックスに完成した彼の家。好きなものが詰まった理想の家。儚くも美しくも感じてしまうのは160分の魔術なのか。しかし、それも霞むほどのラストの世界観。蠢く壁はなんとも高貴で異質な芸術だった。


で、影アナの彼は彼の中の彼だろうか。それも天使なのか悪魔なのか?はっきりしないところがいい。不思議な強迫観念と解離性障害も重複しているのでは?なんてふわっと解釈しました。

極めつけはエンドロールの白バックに、あの曲。不覚にも大好きな曲だからなんかノリノリになってしまった。そんな映画じゃないぞなんて心が迷いながら、口ずさむ🎵サイコでサイコーだわ(゜ロ゜)



それにしてもマット・ディロンのギョロ目は怖かったなあ。赤いフードマントを被っていると力石か、アントニオ猪木に見えてきたのは私だけ?笑笑✨
きよこ

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