日向日向

アンデッド刑事<デカ> 野獣捜査線の日向日向のレビュー・感想・評価

2.0
オフィサーダウン! ダ・ダ・ダ・ダウン!

未体験ゾーンの映画たち2018④

3本を既に観ているわけで、今年の未体験ゾーンは傑作が多すぎィ!と思っておりしたが、とうとうきました悪い意味でのダークホース。
「お前には黙秘権がある」と言いつつ容赦なく銃を放つナイスな主人公なのに何かが足りなかった作品に思えます。

冒頭のアニメ調のシーンから初戦終了まではやりますねぇ! と思っていましたが、どうもその後がダメみたいですね…
とりあえず、戦闘シーンのカメラがぶれっぶれで、見辛いわ眩しいわで何が起こっているかがよくわかりませんでした。

そして、ギャグがことごとく滑っていました。
特に言うと、禅マスター フラッシュでしょうか。
黒人で中国語を話すカンフーマスターで空間転移ができるとかいう、出落ちキャラクターが一応今作のラスボス的な扱いを受けてますが、よくわかりません。
中国語を話しているときは、日本語字幕と本国用の英語字幕がでてるのですが、それが邪魔だ、といい、消してしまいます。そんな、どこかメタ的な台詞が時折あるのです。確かにデッドプールなどでは成功しましたが、普通に何の唐突もなくやられるとやめてくれよ…という気持ちにしかならない…ならなくないですか?
しまいには唐突に日本語でさようなら、とか言い出す始末。中国設定はどうなった? と叫びそうになりました。

素材はいいのに、それを全部無駄にしてしまった残念な作品。普通に退屈で、なかなかに擁護が難しい作品でしたが、アンデット野獣刑事のダウンのかっこよさだけは折り紙つきなので、冷えたビールでも飲みながら見ることをお勧めします。
日向日向

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