このレビューはネタバレを含みます
スタンドバイミーと並べ称されるのが分かる、青春ムービーでした。
盗んだ車で走りだした14歳の少年二人。
中々な家庭環境の中でとても優しい目で母親を支えている。
父を恨んでいるけれど、アル中の母を恥ずかしいと思って居ない。それが先生を始め誰にも伝わらない。
浮いているけど、気にしていない。そんなマイクを、カミングアウトの相手に選んだチック。
マイクがモテ期だと言う真意は後でわかる。
冷めているのか、諦めているのか、やんちゃなのか、良く分からないチックの境遇もかなり凄そう。
最初は強烈な印象だったけど、胸に秘めた思いが有ったのか‥と思うと何だか愛おしく思える。
彼らの無茶な行動や、引き際や、機転や、寛大さ、それ全てがもう、キラキラした青春なんだな。
来週や、来年や、10年後じゃなくて、50年後って所が壮大ね。
私でもまだどうなっているか想像つかない。
懐かしく思い出せる夏の日の思いで。それって人生の宝物よね。