kazu

50年後のボクたちはのkazuのレビュー・感想・評価

50年後のボクたちは(2016年製作の映画)
4.5
“スカジャン”

男子の14才って、万国共通な感じなのかな〜?

面白かった!

父親は、地域開発業者の責任者でそこそこ恵まれた家庭。
遣手なので、愛人もいます。
その影響もあるのか、母親は明るいアル中。でも、息子への愛は溢れてます。
そんな中で育った一人息子のマイクは、クラスの人気者とは間逆の変人扱い。
想いを寄せる人気者のタチアナには、見向きもされません。

そんな学校生活の日々、夏休み直前にやって来た転校生“チック”。
誰が見ても、ヤバイ野郎です。絶対に関わりたくないタイプ。

この、チックとマイクの夏休みに体験する非日常の体験記。
冒険とか、甘酸っぱく切ないとかでは無く、マイクの持っていた今までの価値観の外側での出来事です。
でも、ちょっと外側に出るだけで、全く別の自分に出会う事に気付きます。

マイクとチックの距離感が少しずつ近くなりますが、ベッタリな感じにならないのが、良いです。

ラスト近くでのスカジャンの件りは、おじさん胸キュンで、ウルウルでした。

やはり、チックの存在感がピカイチでした。モヒカンで、黄色人種、汚い服装、「何者?」「こいつヤバくない」的な雰囲気を、チック役のアナンド君が見事に演じてます。モンゴル人の彼は、なんとこの作品がスクリーンデビューだそうです。

ですが、多くの人が共感出来るのは、バラ色の学校生活を送ることが出来ないマイクですね。

自分は、チックでも、マイクでも無いのですが、両者共に交流がありました。
そして、チックでもない、マイクでもない感情を14才の時に抱えてました。

最近はメジャー系の大作が続いてましたが、こじんまりした良作は良いですね〜。
余韻が長く尾を引く映画でした。