50年後のボクたちはの作品情報・感想・評価・動画配信

「50年後のボクたちは」に投稿された感想・評価

ドイツ発ティーンのロードムービー。
ベタな展開なんだけど青春ものの素晴らしさを再確認できた。

でも正直合うか合わないかで言えば合わなかったかも。
主人公の素行の悪さというか破天荒さがなかなか受け入れられなかった。事故起こしたり窃盗したり食べ物蹴飛ばしたり…
まあこんなことを真面目に考えてるようじゃこの映画は素直に楽しめないよね。反省。

冒頭らへんでバビロンベルリンの人出てた
少年たちの青春ロードムービーはベタだけどやっぱり好き。時間も短いし爽やかで見やすい。一夏の冒険ってなんであんなにエモいんだろうか。風力発電の下でスターシップトゥルーパーズの話しをする場面は好きだが、他に目を引くような演出や設定、ストーリー展開がほしかった。
サイコな主人公。ロードムービー。モノローグの多用。この要素から「このサイテーな世界の終わり」のドイツ版という感じ(方向性は全く違う)。

日本とは文化が全然違うなと思いました。まず、クラスメイトにトルコ系がいるところからドイツっぽいなと思いました。そして、流れる曲や人種についての話などあまり日本に住んでる人からするとなじみがないようなやり取りをしているのが興味深い。

破天荒な行動をする2人を見るのは面白いけれど、爆発した感じはなく行儀よく悪いことをしているという感じ。もうちょっと度が過ぎたことを期待してしまったので肩透かしはあった。でも、湖で洗剤使うシーンは、「環境汚染」だと思わず思ってしまった。実写映画でこういう描写は初遭遇なのでドキドキした。

映像や演出はいたってシンプルで普通でした。ただ、車に衝突するシーンで目のアップを一瞬だけいれる演出は良かった。

最後の成長を感じさせようとしている部分が乏しく、まぁそういう結末になってしまうよねと思ってしまったのが残念。オープンエンドなところが後味良かった。凡作という印象。悪くはないけどそこまで良くもない、ただ映画自体の時間が短いので割とサクッとみることができました。
esuran

esuranの感想・評価

4.4
好きか嫌いかの話になるけど、好き。

結局、自分の精神年齢は14歳で止まったままなのかな?とか思ったり、14歳の時に何か忘れ物したままなのかな?とも思ったり。14歳特有のやり場のない気持ちが、全開なところに好感持てました。


【ちょいネタバレ】
妄想で人撃ち殺したり、妄想で好きな女の子から誘われてみたり、14歳あるあるな感じもよかった。

ジュブナイル作品特有の刹那感と、無鉄砲、無茶、無計画、無力感を、行く先々での非行と蛮行で描写。リチャード・クレイダーマンのミスマッチ具合がシュールでシュールでシュールで笑えます。

ひと夏の経験が、少年を大人にするんだよね。好き。
itsyui15

itsyui15の感想・評価

4.0
不思議なことに、表情が全然違って見えた
アマプラ。なんだか仕事で遅くなった誰かさんが食事しながらスティックで観始めたので、そのまま最後までお相伴。

ファティ・アキンの作品といえば、少し前にヨーロッパ映画をボーダーというテーマで考える研究会で紹介されたんだよね。『太陽に恋して』(2000)や『愛より強く』(2004)、『そして、私たちは愛に帰る』 (2007)ぐらいまでは観たっけ。イタリアにもトルコ出身のフェルザン・オズペテクという監督がいて、いい映画をたくさん撮ってるんだけど、ドイツにもトルコ系の監督がいい味を出しているんだなって印象を受けたのを覚えている。

今回の『50年後のボクたちは』(2016)で、久方ぶりにアキンと再会。あいかわらずマージナルな視線から描いてくれるんだけど、これは原作があるんだね。ヴォルフガング・ヘルンドルフの『14歳、ぼくらの疾走: マイクとチック』(2011) がそれだけど、アキンはこの小説の「星のシーン」を撮りたかったそうだ。なるほど、最近の映画ではお決まりの風力発電の風車の塔が立ち並ぶ場所にたどり着いたふたりの少年が、夜担って星空を見上げるシーンはたしかに印象的。そしてその場所が、実はふたりの最初の再会の場所にもなる。

けれどもっと印象に残ったのは、チックがどこからか無断で借用してきたオンボロ車。昔乗っていた旧型のフィアット・パンダをもうスコシずんぐりさせたような形状がぼくのツボにハマった。

「ラーダ・ニーヴァ」と呼ばれるこのロシア製の車は、1977年にデビューして以来、大きなモデルチェンジすることのなく販売され続けているマニュアル4x4のSUV。まるでタイムスリップして見つけてきたような「生きた化石」。この化石を運転する14歳のチックとマイクのロードムービー。面白くないはずがない。

男と女が移動するだけで映画になるという教えは、ロベルト・ロッセリーニのものだけど、それが個性的なふたりの少年であっても事情は変わらない。もちろん美しい絵が撮れてないとダメ。そこはファティ・アキン。ロードムービーの名作リストに、ぜひともくわえたい出来栄え。おすすめです。
短編でいいからイザの後日談ないかな

フェードブルーを初めて見た
komorebi

komorebiの感想・評価

3.8
チック最高!

人はみんな、心のどこかでチックみたいな人に会えるのを待っているかも。

もういい大人の私だけど、チックに会いたいな
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