50年後のボクたちはの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

50年後のボクたちは2016年製作の映画)

Tschick

上映日:2017年09月16日

製作国:

上映時間:93分

3.8

あらすじ

14歳のマイクはクラスのはみだし者。同級生からは変人(=サイコ)扱い、両親の仲もうまくいっていない。そんなある日、チックというちょっと風変わりな転校生がやって来た。夏休み、2人は無断で借用したオンボロ車ラーダ・ニーヴァに乗って南へと走り出す。 旅の途中で訪れる、いくつもの出会いと別れ。 やがて無鉄砲で考えなしの旅は、マイクとチックにとって一生忘れることのできないものになっていく――。

「50年後のボクたちは」に投稿された感想・評価

14才二人組のロードムービーというと、去年のミシェル・ゴンドリー監督の
「グッバイ,サマー」が傑作でしたが、この映画も勝るとも劣らず、
14歳の悪戦苦闘ぶりを上手く表現していて、なかなかの善戦。

両親がドメスティック不倫男にアル中女で糞親、学校でもサイコ扱いされ、
最悪の環境の主人公の前に現れたのが、
いかにも危なそうなロシア人の転校生・・・
ホームレスの女の子も入れた3人は50年後、どうなっているんだろう。

アンバランスに思えたリチャード・クレイダーマンの
イージーリスニングが意外にハマってた。
satoshi

satoshiの感想・評価

3.6
 メンズデーで、「パターソン」と合わせて鑑賞した本作。鑑賞しようと思った理由は、予告で、主人公がクラスのマドンナ的存在にも招待されない「イケてない奴」だったからですね。評判もまずまずだし、これは観ておかなくては思いました。

 クラスで浮いていて、「サイコ(変態)」と言われているマイク。彼は年頃らしく中二病をこじらせていて、父親とその愛人に向けて射殺のイメトレをしたりしている。クラスのマドンナ、タチアナに絶賛恋愛中だが、カースト上位の彼女には到底声などかけられない。そんな鬱屈した日々を過ごす中、クラスに転校生がやってくる。名をチチャチョフと言った。ヤバい奴だと思ったが、タチアナに自分をアピールするために買ったジャンパーを気に入られてしまう。夏休みが始まった。マイクの両親がいないある日。チチャチョフ(以降、チック)は突然車でやってくる。聞けば彼の祖父がいるという地、ワラキアを目指そうというのだ。こうして、2人の一生忘れられない、大切な珍道中が幕を開けた。

 このように、本作はマイクがチックという規格外と交流することで人間として成長する「スタンド・バイ・ミー」的な話です。しかしこの映画、マイクの拗らせ具合が本当に素晴らしいです。上述の「射殺」とか、その後の台詞とか、いちいち中二臭くていい。

 「未来なんてクソくらえ」今作のキャッチコピーです。本作には、全体的に現状の社会に対する反骨精神が出ています。それはマイクが家族に問題を抱え、クラスでも浮いていることと無関係ではありません。彼は社会では「異端」なのです。そんな彼が、チックという友人と共に行動し、途中で知り合ったイザと恋愛することで成長するのです。そこには彼を束縛するものは何もありません。憎たらしい親父とその愛人も、クラスの奴らも、教師も、何もありません。本作のストーリーは、そのようなそれまで自分を取り巻いていた社会と隔絶された世界で進んでいきます。

 ある程度大人なら何てことない話でしょう。ですが、マイクは14歳です。14歳の夏は非常に特別なんです。人は14歳であった作品に支配されると言われるくらいに。この時期にあんな経験をしたらそりゃ大きくなりますよ。ラストでただの中二病患者だった彼が、人間として何周りも成長した姿は見ていて感動しました。彼はもはやクラスでも異端ではなく、「マイク」という1人の人間として君臨したと思います。チックのメッセージがそれを証明しているのかなと思います。子どもの時代(=車で彷徨っていたモラトリアム)は終わったのです。

 「50年後のボクたち」は、こんな時期の自分をどう思うのか。良い映画でした。
mingo

mingoの感想・評価

3.7
映画クリップ溜まってる、、、
毎年恒例遅い夏休みを活用して一人旅してました。南は沖縄から北は最北限礼文利尻まで日本は割と行き尽くしたので(もちろんまだまだ行きたいところはありますが)今年こそNYに住んでる弟に会いに行こうと思ったのですが、仕事抱え込みすぎて全然無理だった。。。映画の見過ぎでほんとに仕事してるのか疑われがちな私ですがたぶん人の3倍くらいごっさ働いてるよ!まじ!!出勤するたびビル倒壊してくんねーかなと思ってるよ!!日本人働きすぎじゃないかね!それはそうとファティアキンと言えば4年前に弟が帰国したとき一緒に連れてきたドイツ人の彼女がファティアキンめちゃんこ好きで、「ソウルキッチン」についてあーだこーだ喋った記憶がありますね、ええ。そのドイツ人がアランレネの研究してるみたいで、「ランローララン」のローラがめっちゃランするところの真ん前が実家とか言ってましたね!え?まじうける〜て日本語で切り返しましたね。その後弟とは別れてしまったみたいですね、てなんの話??
本作は特に期待値を超えるわけでもなく、すげー普通に青春してて普通に良かったです!あぁ海外でランローラランしてえ!!
mirokuma

mirokumaの感想・評価

3.9
少年たちのロードムービーで、ありがちな感じかと思いきや、ひと味違う新鮮さを感じた。主演の少年がとてもいい。アル中の母親を愛せる彼が好きだ。社会的な問題もさりげなく背景にあるが、邦題の通り、希望が持てる映画だった。
古典的テーマのドイツ映画。14歳の無軌道なひと夏の体験を軽快、痛快に一気に語り通して、結末もお決まりで楽しく観終われます。原題、邦題ともに納得の一本。

#50年後のボクたちは
うきょ

うきょの感想・評価

4.8
時間が経つのがあっという間だった。どんな世代の人が見ても、「ああ、こういう時期あったなあ」って自分をオーバラップさせられるだろう物語。
はじめての恋の甘酸っぱさとか、怖いもの見たさにハチャメチャしてみたくなる気持ちとか、若さ故の魅力がビシビシ伝わってくる。
心情に合わせた挿入歌も最高。
今年見た中で最も爽快な映画だった!
チックがなぜ主人公に惹かれて行動を共にし、友情を育もうとしたのかがわかりづらかった。
猫

猫の感想・評価

4.0
面白かった!
ファティ・アキン監督作品だということをすっかり忘れていて、見逃すところだったけど、気がついて良かったー!
大好きです。
やれ~!もっとやれ~
って(笑)
悪いことしてるんだけど、そういう風に思えない
「何か」がありました(笑)
チックの戻るのが嫌という性格、きっと干支は猪だろ~な(笑)
観ていて、自分も何か冒険がしたくなりました♪
こんな風に思わせてくれた映画は
何年ぶりかなぁー?
気持ち良く
映画館をあとにできました。

 2017.10.15 伏見ミリオン座にて鑑賞
さち

さちの感想・評価

3.7
2017.10.16

グッバイ、サマー丸かぶりやんておもってたけど、メッセージ性とか後日談とかあるわけでなし、生い立ちにも触れない、そもそも運転もそうだけども両親含め色々ちゃんとしてなかったw

チックについてもっと知りたかったなぁ。
mimiyi

mimiyiの感想・評価

3.6
「50年後のボクたちは」
この邦題素敵ですよね!タイトルだけで、もう観ると決めました!
無知で無謀でハチャメチャで、ココロは傷だらけだけど、ピュアでキラキラの14歳。
白紙の未来が希望で経験値ゼロが武器の14歳。(⬅️オトナなら恐怖でしかないのにw)
思春期のあの頃を思い出して慈しむ切なくも素敵な作品でした。


以下蛇足~
*明らかに何かあるはずのチックやイザの事情の説明はなく、オトナが改心するというオチもなし。お涙頂戴ゼロ。道徳を説くなんてとんでもない。このタイトルにして、後日談もありません。
全部褒め言葉!

*はみ出し者の少年二人。14歳の夏休み。ロードムービー。って、グッバイサマーとまる被りwグッバイサマーの方は具体的なメッセージがセリフで語られてたかな?ちなみにフランス制作。本作はドイツ。リピる時はセットで観たい。