ましゅー

オールド・ボーイのましゅーのレビュー・感想・評価

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)
4.0
これも1/9(土)深夜(1/10(日)未明)に自宅鑑賞していました。「新感染半島」で韓国映画づいたというのと、本作アマプラ見放題が1/20(水)で終了との報も入っていた事もあります。
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言わずと知れた、韓国映画の凄さを世界中に知らしめた作品のうちの一本であります。
#チェミンシク が今にも殴りかかりそうなポーズで金槌を振りかぶったジャケ写は、皆さんも一度ならず目にした事があるんじゃないかと思います。

実は私、本作DVDか何かで観たとばかり思い込んでいましたが、観始めてようやく気づきました。初見であったと…。
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(以下 http://xn--liv394a.com/Yahoo映画/TSUTAYAサイトより抜粋・編集)
「JSA」の #パクチャヌク 監督がカルト的人気を誇る日本製同名コミックを原作に映画化したアクションサスペンス。タランティーノが審査委員長を務めた2004年のカンヌ映画祭でグランプリを受賞、韓国映画のパワーを見せつけ米ユニバーサルがリメイク権を取得した話題作。
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妻と一人娘を持つ平凡なサラリーマン、オ・デス。彼はある日突然何者かに誘拐され、小さな部屋に監禁されてしまう。テレビもあり食事も与えられるが、理由は決して明かされなかった。そのまま15年間監禁され続けた後、突然解放されたデス。

いったい誰が、何の目的で? デスはふとしたことから知り合った若い女性ミドの助けを借りて、監禁した相手の正体を探り始める。そしていつしかミドはデスに愛情を抱くようになる。そんな2人の前に現われた謎の男ウジンは、“5日以内に謎を解き明かせ”と、互いの命を賭けた“ゲーム”を提案するのだった。
(以上 引用終わり)
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…これは…凄い❗リアルタイムで観たかった❗

正直原作マンガは読んだことないですし、ハリウッドリメイクもまだ観てませんが、これはまさに私の好きな、ダークなのにどこかコミカル、苛烈な暴力性も不条理も散りばめられつつ、感情の迸りに満ちた韓国映画独特の風合いが全面に打ち出された怪作ですね❗
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私も段々とポン・ジュノ以外の韓国人映画監督を覚えてきましたが、パク・チャヌク、この人かなりの手腕です。

同監督作は、昨年ようやく「お嬢さん」を、さらに実はこの翌日に「JSA」くらいしか観ていませんが、この得体の知れないパワーに溢れた本作は、恐らく欧米人にはかなりショッキングだったんじゃないでしょうか?タランティーノが沸き立つのも分かる気がします😂
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また主要な役者さん、数は絞られていますが皆さんいい仕事してますね。

何よりオ・デス役のチェ・ミンシク、怪演という言葉がこれ程似合う人もいませんね~。冒頭こそ平凡な社会人のごくごく小市民的な、酔っぱらってだらしない成りで警察のお世話になったり一人娘の溺愛ぶりを見せ、かと思えば一転、いきなり且つ超長期にわたる監禁生活を半ばやけくそになりつつ、もう半分はしたたかに逆襲の機会を伺う面を見せたり。
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突然の解放後の吹っ切れたような無軌道且つ破壊的な衝動ぶりや、若い女性に対する当初の心の壁や衝動的な行動から打ち解けるうちに愛してしまう繊細な心の動きまでも振り幅は極大ですし。

ラスト付近の狼狽~命を堵した覚悟~再びの催眠を経ての得も謂われぬ複雑な泣き笑い的な表情なんかも、凄まじい演技力ですよね…。
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ウジン役の #ユジテ も当時はまだ20代の若さだろうに、何ともこちらも素性の分からない謎の人物を、クールに嫌らしくそして不気味に、最後は熱く演じております。
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また、私、初めて認識しましたがミド役の #カンヘジョン 、なんたるキュートさ。そしてピュアピュアかと思えば、それなりに男慣れした態度も見せたり。さらには体当たりの露出や抱き合うシーンなども、もう辛抱たまりません😂 やっぱりリアタイで観ときたかった❗

(なんか誰か日本の女優・タレントに似てるんだよな~。誰だろう🤔? 沢口靖子とかさとう珠緒、はしのえみとか?)
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真相が分かった時のダブルのショックもまさに劇的ですし(監禁の理由と、もうひとつの歪な関係性に至ってしまう『催眠』効果)、ラストのオ・デスの何とも形容しがたい表情に、ふぁ~!すげぇもん見たわ~~~となりますし、もう四の五の言わずに皆さんも観て😆‼️って感じですよ、全く❗
(要は気に入ったーーー‼️‼️)
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パク・チャヌク作品、もっともっと観なきゃ…。
ましゅー

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