最新作『別れる決心』が話題になっていたパク・チャヌク監督。同監督作品を観たことがなかったので、まずはアートワークがあまりにも有名な本作を鑑賞。
なんとなく過激な作品だということは認識していて、まぁ実際その通りだったんだけれど、もっと不条理系のアート寄りな作品かと思っていたら、何をか言わんや、超弩級の骨太・エンターテイメント・サスペンス映画やったんかい!
純粋にめちゃくちゃ面白かった!!
まず主人公よ。。
なんだこの絶妙なおっさん加減。。
よくこんな役者を主人公にしようと思ったよな。
それでいて、最後まで観てたら主人公のことが狂おしいほど愛おしくなるようなところもあり。
結果して大正解。
また、やっぱお話が純粋に面白い!!
冒頭からいきなりブッ飛んだ展開を見せ始め、その疾走感を失うことなく最後まで突っ走る!
テンポが良いことの裏返しで説明的な描写を極限まで絞り込んでいて、結構注意して観ていないと展開の筋を見失うようなところもあるかと思うが、とにかく勢いがあり過ぎて、なんなら振り落とされても問題なく楽しめてしまうのが怖い笑
それでいて、勢いだけなのかと思いきや、最後の真相には普通にびっくりしちゃって「えぐぅぅぅぅ」てなりました。
そこからの箱を開ける・開けないのやり取りのスリリングなことよ・・・。
終わり方も良き。
バッドエンドでもあり、考え方によってはハッピーエンドでもあるという、この感じ好きです。
本作における一つの帰結として、温度感という意味でも適切だった気がする。
以上。
とにかくおんもしろい映画。
これは『別れる決心』にも期待できる…。
ってか、なんと今日からアマプラ配信開始。
奇跡か。ワクワク。