やまひろ

オールド・ボーイのやまひろのレビュー・感想・評価

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)
3.5
『私は獣にも劣る人間ですが生きる権利はあるんじゃありませんか?』

日本の同名漫画を原作にパク・チャヌク監督が映画化したアクション・サスペンス
15年間理由も分からず監禁されたオ・デス(チェ・ミンシク)がなぜ監禁されたかの謎を解き明かしていくストーリー・・・

当時、友人に勧められてレンタルして観て、かなり胸くそ悪くなったこと覚えている。
しかし、この映画は傑作だと感じた。

内容については言及しないでおくが、バイオレンス、エロ、グロ・・・なんでもありな衝撃作

正直、韓国映画は苦手で自分から進んで観ないが、この映画は断トツに面白い。
設定が秀逸でチェ・ミンシクの怪演が素晴らしい。音楽も何気にGOOD

でもね、ちょっと長いかな。無駄なシーンが多すぎるんだよね。大きい蟻とかいらねーだろw

こういう衝撃的な映画は100分以内でスピーディーに内容濃くまとめて欲しかったというのが本音。

それでも、今作が傑作なのには違いない。何度も観たくなる映画かと言われると・・・速答しかねるが、それでも久々に観るとまた違った感じ方もしてくるものです。
※レンタルし自宅でタイトルみたら「オールドボーイ」だったorzホントは違う映画レンタルしたはずなのに。まぁいいんだけどね。

日本には素晴らしい漫画や小説があるというのに、それを活かせる映画監督がいない事が気がかりでもある。
こんな映画、日本じゃ絶対作れないと思うわ。。。

ラストの真相に衝撃があり過ぎて、知ってから観るのと、観て知るとでは面白みが全然違うんですよ。
なので、観たことのない人は事前情報なしで観てほしい。ちょっと覚悟はいる。


余談
韓国は儒教の思想が根強く残っており、この手の内容は絶対的なタブーらしい。
なので、エンディングは韓国公開版、世界公開版とで異なってるらしいですよ。
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