「JSA」のパク・チャヌク監督が、日本の漫画「ルーズ戦記 オールドボーイ」を映画化した復讐劇。
カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞。
原題:올드 보이、(英)Old Boy (2003)
主人公のオ・デス(チェ・ミンシク)は、ある日突然何者かに拉致、監禁される。
ベッドとテレビだけの狭い部屋の中に押し込められ、ただ一人。誰との交流もなく、誰が何のためにやったのか分からないまま15年の月日が経った後、突如解放される。
復讐を誓うデスは、若い女性ミド(カン・ヘジョン)と出会い、彼女の協力も得て犯人を探す。
やがて、目の前に謎の男イ・ウジン(ユ・ジテ)が現れる…。
「俺は獣にも劣る人間だが、生きる権利はあるんじゃないですか」
「笑うときは世界と一緒、でも泣くときはお前一人」
「オ・デスは口数が多すぎるのです」
「傷ついた者に復讐は最高の薬だが、復讐が終わってたらどうなる。多分、忘れていた苦痛が帰ってくる」
「砂粒であれ、岩の塊であれ、水に沈むのは同じだ」
「正しい質問は"なぜ監禁されたか"ではない。"なぜ解放されたか"だ」
「俺たちは全てを知って…。お前たちはどうだ?」
「過去を知らないオ・デスと過去を知っているモンスター」
~その他の登場人物~
・イ・ウジンの妹、イ・スア(ユン・ジンソ)
"高校時代"
"鏡"
"舌"
血なまぐさい暴力シーン、催眠術(催眠暗示)を使う非科学的な要素、あり得そうもないストーリー(設定)など難点はあるが、復讐と暴力について考えるよい機会としたい。