南インドのチェンナイのスラムが舞台。
貧しい兄弟が主人公。
木に巣を作ったカラスの卵を取って2人で分け合い食べていた。公園のその木が伐採され、大きなピザ店が出来る。
二人はピザに憧れ、どうにか食べようと奮闘するが…。
インドには子供用の映画がある。
この映画がそうだ。
二人はピザを食べたくて試行錯誤しお金を作ろうとする。
柵越しに話す裕福な友達が食べ残したピザを二人に持ってきてくれる(良かれと思ってやってくれてる。悪気はないいい子)がお兄ちゃんが断る。
スラムで生きていてもプライドがあるのだ。お兄ちゃん、偉い!
二人の行動が後々、大きな事件に発展していく。
二人は憧れのピザを食べる事が出来るのか?
子供を利用して、金儲けをしようとするスラム街の大人たち。
またスラムの人間だからと言って騙し騙し事件を解決しようとする富裕層の人間。
あまりにも貧富の差が激しく、観ていて辛いはずなのだが、兄弟の屈託のない綺麗な笑顔が闇の部分をかき消してしまう。
子供の笑顔は素敵だ。
兄弟がとても愛おしく感じた。