サラリーマン岡崎

あさひなぐのサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

あさひなぐ(2017年製作の映画)
4.8
もうこれ以上、俺に青春映画を見て「最高。」と言わせるのをやめてください!

「最高です!!!」
正直、乃木坂のアイドル映画且つ、あまり得意ではない英勉作品とあり、
期待はそこまでしていなかったが、
「幕が上がる」あったではないか!
と思い出させてくれた。

要は寄せ集め集団がんばれ!ベアーズ型弱かった私たちの成長ストーリー。
キャラクターがそれぞれ立っているのも良し、
テーマとは関係ない恋愛を入れないのは良し(森永悠希が若干その役目してるけど、恋愛までいかないし、また森永悠希というのがイケメンでなくて、丁度いい(乃木坂ファンからも中傷されないためかもだが…))、
途中でみんな挫折するのも良しぃぃぃいいいいいい!!!

でも、何と言っても素晴らしいのは試合シーン。
大きく3回ほど試合はあるのだが、
とくに後の2つの試合、真春が負ける試合、最後の決戦の試合の重なりがとてもいい。

それぞれが抱えている課題、
そして、2つ目の試合で負った後悔、
それをどう克服するかが3つ目の試合の胸熱ポイントであります。
特に伊藤万理華の試合がとてつもなく泣けたのは俺だけですか?
全体で勝つために、卑怯なやり方をしたあの日にサヨナラ、向かっていくよ!
私は部長なんだ、真春に依存しない!!!
あぁ、いろんな感情が見えてきます。。。

そして、旭が真春から教えてもらうある技も見所。
これを教える時のラーメンの箸の使い方がとてもチャーミングで良い❤︎

そして、真春になりたくて薙刀を始めた旭が最後に言う言葉、そして、それに対して真春が放つ独り言がなんて構成見事なんだ!!!

大野いと、桐谷美玲、土屋太鳳、次は中条あやみ?と美少女をコメディエンヌに堕とす(いい意味です)英勉が今回は最強の美少女アイドル軍団、乃木坂46を堕とす。
英勉さんの笑いは好きだけど、どこかバラエテイ系でモヤモヤしてたところあったけど、
今回の笑いはとてもいい具合の笑い!
乃木坂センター西野七瀬に鼻血を出させる、今世紀一番売れた写真集を出した白石麻衣に卑猥なこと言わせる、そして、全てを持っていく中村倫也!!!(←乃木坂ではないです)

真春がとても成績が悪い、と言うところも
絶大なるスターではなく、ちょっと身近なイメージもできて良い良い。
1年のウサギ歩きトレーニングのときの詰めて笑う感じもちょっとキュートで身近に感じて良い良い。

なんか、言いたいこといっぱいありすぎてまとまらなくなっちゃった。

薙刀という女性の「美」を表現する競技を日本一の顔面偏差値アイドルグループ乃木坂46が演じる。
そして、超えられない壁を今超えて行っている彼女たちの努力もこの映画と共に見えてくる。
そんな、彼女たちの「今」を撮った最高アイドル映画傑作です!!!