この映画を観終わって、「乃木坂46」と原作漫画の「あさひなぐ」のどっちに興味が湧くかといえば間違いなく乃木坂46。
ということで、まごうことなきアイドル映画でありその部分はとても良かったんじゃないかな。
というか、その部分でこそ成り立つ作品。
なぎなた部の話がそのままアイドルグループの話として置き換えて観ることが出来て、成長や継承に長所に短所がそれぞれの登場人物に絡められ、乃木坂46に関してほぼ知識のない自分でも色々と想像が膨らんだ。
とにかく映画全体が光に照らされ、どの場面でも隙間なく綺麗さを保っていたのはアイドル映画としてさすがだと思うと同時に、そこが合わなかったりもした。
だって汗かいてないしね、スポーツ映画としては、えらく涼しげな印象。
あと音楽の垂れ流しは本当やめてほしい…。
とは言え、スポーツ青春物として最低限のところはちゃんと押さえながらも、なぎなたの練習や試合を通してそれぞれ登場人物の持ち味が伝わってくる良いアイドル映画だった。
なぎなた協会理事の泉ピン子風の御意見番の人の試合中のリアクションがもういちいち癇に障って、ある意味では1番印象に残った。
