masa

最低。のmasaのレビュー・感想・評価

最低。(2017年製作の映画)
3.8
かなり重厚な作品だった。
監督は『64(ロクヨン)』の瀬々敬久。
妙に納得した。
原作はセクシー女優の紗倉まな。

新しい世界の扉を開く平凡な主婦、美穂。家族に内緒で、AV女優として多忙な生活を送る専門学生、彩乃。奔放な母親に振り回されつつも、絵を描いている時だけ自由になれる女子高生、あやこ。そんな境遇も性格も異なる女たちの運命は、ある出来事をきっかけに動き始める…。

「AV」がキーワードの3つのストーリーが最後交わる。思ったよりズシンと響く作品だった。
主演の3人もそれぞれよかった。
自分的には、脇を固める渡辺真起子、根岸季衣の渋いが確かな実力派女優の演技が特に心に残った。親子の話でもある。

でもちょっと絡みが長えと思った。大画面で広い劇場で長いエロい絡みを観客と一緒に観るのは変な気分だ。一人で観てえよこれ(笑)

何のために生きるのか一生考えても分かるもんじゃない。精一杯今を生きることしかできない…
ラストの繋がりは感動した。
賛否両論別れると思うが自分は好きな作品だった。
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