ウサ耳のカチューシャを頭に付けた少女バーバラは毎日やがて街を襲いに来る巨人を倒すという奇妙な使命に燃えている風変わりな女の子。友達も作らず毎日のように森や浜辺に罠を仕掛け巨人を倒すための武器を作り続けている彼女の行動に家族や学校の教師など周囲の人々はほとほと手を焼いている状態だった。そんなある日、イギリスから転校してきた１人の少女とバーバラは知り合い初めて友達となるが、そんなバーバラの前に巨人が遂に出現する．．．予備知識無しで鑑賞しましたが前半は周囲の言うことを聞かず辺り構わず不満を爆発させるバーバラの態度にイライラしっぱなしでしたが彼女が奇妙な行動を取り心を閉ざし続けていたのかという理由が判ると彼女のことが愛おしくてたまらなくなりました。確かに回りくどくて説明不足な部分もあるけれど思春期を迎えた少女が大人の女性へと成長していく姿を描いた作品としては非常に良く出出来ていて観て良かったです。バーバラを見守る教師を演じたゾーイ・ザルダナや彼女を静かに見守る姉を演じたイモージェン・プーツなど実力派俳優の味わい深い演技も素晴らしかったですが本作での最大の収穫は主役のバーバラを演じたマディソン・ウルフ！本当に素晴らしくてこれからの活躍が楽しみな女優さんです！因みに邦題は近年稀に見るクソさで最悪です💢
