うーん、「怪物はささやく」の、女の子版と言う印象が拭えない。
あちらは、自己の無意識下の本心と、徐々に向き合っていく成長物語であったが、こちらは、状況を理解した上で、わざと目を背けている感じ。
例えば、朝、彼(彼女)と別れそうになっていて、気落ちしていて何も手につかないけど、あえて難しそうな仕事に打ち込んで考えないようにする。みたいな。
本当はわかっている受け入れがたい現実から意図的に目を背けている。
いずれにせよ、子供にとっては悲しいが。
ただ、バーバラの世界観とかは、良かったのだが、何か色々惜しい仕上がりな気がした。
後、意図的にか、主人公が女子なのでかわからないが、何故か男性の存在が皆無。お兄ちゃんがいるのに、何故かお姉ちゃんとのシーンばかりで、お兄ちゃん、空気。
何故？不思議。
