あいの

ゆれる人魚のあいののレビュー・感想・評価

ゆれる人魚(2015年製作の映画)
3.8
人間も人魚もけっこう馬鹿っぽい!笑 目先の恋愛や欲望に踊らされてしまう弱い生きもの。人魚が人間になる手術単純すぎて絵面に笑ってしまった。映画って全体としての評価もあるけど、数秒ほどのシーンに救われた気持ちになったり、このシーンがあるから作品自体好きになったみたいなこともあるけど、私にとってこれはそういう作品。人魚同士はしゃべらなくてもコミュニケーションとれる設定だけど、最後自分が泡になるってなっても、「それでもいい」と決意したあの声なき演技が神々しかった。でもそんな自己犠牲的な愛こそぶちやぶるような感情も捨て去るべきではなくて、それを妹が担ってるような感じも受けた。私の中にもこの2人の人魚がいるのかもしれない・・・なんてことを真面目に考えてしまったのだった笑 
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