ふかい

赤線地帯のふかいのレビュー・感想・評価

赤線地帯(1956年製作の映画)
4.3
セットの中を登場人物が動き回るが、常に計算され尽くした位置関係でこれしかないと思わせる、更にそれを滑らかかつスタティックに追っていくカメラの名人芸。増村作品のように様々な憂き目に遭うあややもいいが狡猾で合理的な役柄もいいね~ ご飯屋で常連客に会っちゃうシーンの去り際のあっかんべー顔が最高。
京マチ子が主役なのかと思いきや一番立ち位置がハッキリしない役でビックリ、人数の多い群像劇なのだが緻密な脚本力で混乱せずに観られる。
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