せびたん

赤線地帯のせびたんのレビュー・感想・評価

赤線地帯(1956年製作の映画)
3.2
スコアについては映画館で観てたら違ってたかも。

若尾文子のアイドル顔と京マチ子(32)の圧倒的な存在感を堪能しました。八頭身や…笑
木暮実千代もよかったなあ。昔の女優さんはみんなすごいな…。

日払いで給料もらう場面の描写がおもしろかったです。当時としては大金だろうし、あれはテンションあがるよなあって思いました。

売春防止法施行前の赤線地帯を描いていたけど基本的には今の夜の世界もこんな感じなんでしょうね。道徳観では割り切れないリアルな問題満載の世界。

学歴も職歴もないけどそれなりのお金は必要という状況になった場合、女性が夜の仕事を選択するしかないのはいつの時代も同じでしょうし。今の時代に体を売るところまでやるのはどうかと思いますが(精神的なダメージが大きすぎるだろうし、違法だし、いろんなリスクも高いし)それでもそれしか仕事がないって誰かに相談され、いろいろ話した結果たしかにそうするしかないと分かったらどうすればいいんだろう。
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