赤線地帯の作品情報・感想・評価・動画配信

「赤線地帯」に投稿された感想・評価

苦境からの脱出を夢見て、結婚に、息子に、お金にすがる娼婦たちのオムニバス。
テンポよく話自体も面白いが、売春禁止法案の審議にゆれる吉原という舞台設定が興味深かった。
あややもかわいいが、ミッキー役の京マチ子が魅力的。
ポップに描かれてはいるけどものすごいヘビーな話だよなぁ。


いつの時代も風俗業者は「社会事業」って言い訳するイメージある。実際はかなり搾取してそうなもんだけど。

当時の中華そばとかカツ丼とかビール(劇中に出てくるのはサッポロ赤星かな?)がどんな味だったのか気になる。

この頃の映画のBGMってやたらと「ヒョワワワ〜」みたいな音するけど流行りだったんだろうか、何の楽器なんだろう。
売春防止法施行直前の吉原……正しいも正しくないも誰に決めてもらう必要もないのにな
人生終いには子供に捨てられる恐怖がついてまわるってもう絶望の底は見えんのか でも慣れない客引きに絶望は不思議となかったな

京マチ子の“八頭身や”で爆笑、快演!かっこよすぎ!最高!!
あ〜〜〜貧乏なんて大嫌いよ!
Eri

Eriの感想・評価

3.8
女性の地位が今よりも、もっと低い時代のお話。女性の哀しさ、しぶとさ、美しさなどが描かれていた。劇中音楽が登場人物達の不幸に寄り添うような不気味な雰囲気で、印象に残った。
しぶとく生きる強くて美しい女たちよ。。
2021年16本目
1956年から売春をしないと生計が立てられない状況が未だに変わってない現実。
いや、今の方がもっと酷いか‥
女性の連帯をひたすら描く。
撮影も音楽も本当に良いし、新作映画観たかと思うほど。
HK

HKの感想・評価

3.6
売春に限らず、気に入らないいかがわしいものをイリーガルな領域に押し込めて排除するというやり口は、そういった産業に従事せざるを得ない人々を社会から隔絶させるだけでなんら根本的な解決になっていない。性産業が持続化給付金の対象外になってしまうことからもこれは明らかだ。…と映画の内容からやや飛躍して思うなど。

若尾文子はいつもより化粧が派手だがそれでも上品すぎて売春婦感が上手く出せていない気が。その点京マチ子はすごい。和装の役が多いのでこれまで気づかなかったがそもそもすごいプロポーションだし、はすっぱな関西弁も父への恨みも母への慕情も全部うまく演じる。最強女優です。
na

naの感想・評価

4.0
日本が誇る映画界の巨匠といえば、黒澤明、小津安二郎、溝口健二といわれているが、はじめて溝口作品観ました。
赤線地帯は溝口健二の遺作とのこと。
売春防止法制定前後の当時の社会情勢を描いた作品で吉原が舞台。
65年前の映画なのに、なんて面白いんだ!
お互いが事情抱えていてヘビーな内容ではあるけど戦後を頑張って生き抜こうとする生命力みたいなものを感じる。
つくづく女性は強いと思う。
もっと言葉が聞き取りづらいかなと思っていたけど全然!あまり死語がなかった。
ひとつだけ、『おべべ着ると素敵ね〜』ってセリフがあってひいおばあちゃん思い出したー泣
私も『なっこちゃんおべべちゃんと着なさい』って言われてたー。
懐かしくてそんな所で泣きそう。笑
オープニングの謎なBGMも良いね。
カラーで観るとド派手なネオン街なんだろうな〜って想像しながら観るのもおもしろかった。
若尾文子は完璧な美人だけど、京マチ子の芋っぽい子が田舎から出てきましたー!ド派手に頑張ってメイクしましたー!感が堪らなくカワイイ😂
ながの

ながのの感想・評価

4.3
橋の手前から赤線を見つめた映画「洲崎パラダイス赤信号」を観たので、その足でこちらに梯子しました。初の溝口作品。
売春禁止法前夜の吉原が舞台。これ誰が主人公だろうと考えてたけど、吉原の街自体が主人公ですね。そんな群像劇仕立ての作品。

作中でも語られるように、需要のない商売が300年も続く訳ない、それが赤線の本質。元はお上の都合で作られ、終いにお上の都合で潰されようとしている。
正解はないのかなぁ。複雑な運命を抱えて必死に生きる女性たちが、ただそこにいるだけ。

流れる曲が現代音楽のような、少し奇妙な曲でした。煽られる〜。
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