赤線地帯の作品情報・感想・評価

「赤線地帯」に投稿された感想・評価

ngsm

ngsmの感想・評価

4.0
溝口健二&増村保造映画祭

搾取される側の女性がたくさん出てくる中で賢く生きてく若尾文子がクール
めちゃくちゃ哀しい話だけど、ちょっと笑える所もある
ち

ちの感想・評価

4.3
女の生き方の力強さ、というよりは女の生き方の生み出すドラマの物語としての豊かさを溝口は題材として選び取ったのだと思う。そして女の生き方は往々にして強さというよりむしろ弱さに満ちており、物語は状況を俯瞰し、カメラからは研究サンプルを観察しているかのようなソリッドな視線が送られている。
遺作だったとは知らなかった、というわけで初溝口作品鑑賞

DVD視聴で音声、映像共にレストアのクオリティ低めな気がした(古い作品なので仕方ないとは思うが)ので序盤入り込みずらかったかな、名画座フィルム上映あれば観に行きたい

群像劇モノとしても各々ちゃんと物語あるしキャラもたってて面白かったです
洲崎パラダイスとスパン短めで観たのだがそこにあった問題と魅力みたいなものが少し理解できた気がする
人間の逞しさも脆さも見れる素材として格好の場所だったんだと思いました

ジワジワきてる、面白かった
京マチ子は可愛いというか魅惑的
KazuPSG

KazuPSGの感想・評価

5.0
傑作ですね〜 5人の女性のそれぞれの生き様をそれぞれの交流を交えながら、描いていますね。 娼婦達を主人公として置くことが斬新に感じました。改めて今の時代に観ると、ダイバーシティーを意識しているとも言えますが、溝口監督は単に女性そのものの持つ力強さというものに魅力を感じ、描きたかっただけなのではないかと思います。 それと、売春禁止法という当時のタイムリーな話題を持ってくることで社会に問いかけた映画とも言えます。

そして個人的に若尾文子さん演じるやすみには、釘付けにされました。見た目の美しさや色気はもちろんですが、自分を娼婦という立場に陥れた金に固執し、他人を蹴落としてまで必死に生き抜いてやろうというある意味まっすぐな姿勢にも芯のある美しさを感じました。

また音楽もかなり衝撃的で印象深いものになっています!
Yuuki

Yuukiの感想・評価

3.8
八頭身だよ!ドヤ顔
初めて京マチ子が可愛いと思った。
「夢の里」でプリズムする吉原の女たちの哀しみ……。『残菊物語』から通底するペーソス。溝口のカメラはそこに寄り添いながらも対象を遠ざけ見放し置き去りにする。名画。
2017 6月 鑑賞
むちゃくちゃ面白い。屋内の橋が印象的
「ちょ、ちょっと…」

あのフザケタ音楽が凄く活かされてて、ラストがめちゃくちゃ怖い。それはあの娘の未来が見えてしまったから…

「俺たちはねぇ、政治の行き届かねえ所を補ってるんだ。国家に代わって社会事業をやってるんだ」
この台詞が二回出てくる、1度目は店の女達は納得していたようだが2度目の台詞では反応が薄い。綺麗事だと、この仕事で人生を狂わせた奴らを目の当たりにしてきた今何も彼女達の心には入ってこないのだ。
この世界は一度踏み込むと色々変わってしまうんだなと凄く勉強になった。

お店で(確かうどん屋?)脚を広げて座るだけでその女性の“像”をみせる木暮実千代、監督は凄いなと思った。
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