赤線地帯の作品情報・感想・評価

「赤線地帯」に投稿された感想・評価

ngsm

ngsmの感想・評価

4.0
溝口健二&増村保造映画祭

搾取される側の女性がたくさん出てくる中で賢く生きてく若尾文子がクール
めちゃくちゃ哀しい話だけど、ちょっと笑える所もある
素晴らしい女性賛歌の映画

親の心子知らず
女の心男知らず…(о´∀`о)

商売に利用されようが、
旦那の甲斐性がなかろうが、
生きていくために、自分のために働く

昭和の女のアベンジャーズここにあり
Jun

Junの感想・評価

4.0
嗚呼、浮世
まゆ

まゆの感想・評価

-
やっと観れました。遊郭跡の建築物を見るのが好きなのでずっと観たかったこちらでした。自分もこの時代に生きていたらと思うと…。それから結婚しても結局帰ってきてしまう女性にはなんだか思うものがありました。若尾文子さん演じる女性のように皆したたかに生きられれば良いんですけどね。
面白い映画を観た後の独特の興奮と高揚感は、今のところわたしの中で他では得難いものであって、しかしながらそういう映画はそれほど多くはないが、この映画は間違いなくそれが得られる映画の1つとなりました。とにかく面白い。こんな作品があったのを今まで知らなかったなんて。

売春宿で働く女たちの悲喜こもごもや思惑、人間模様を86分でまとめて、かつ、時代背景を取り入れつつも、シリアスになりすぎないうまさ。

ズベ公、パンパンパン助、とんだ鉄筋コンクリートのアパートだな、などのセリフのテンポとユーモア。

登場人物もみんないい。特に京マチ子のビーナスや!八頭身やで!や風呂場での客の取り合い、若尾文子のしたたかぶりが楽しい。

映画的にも、狂ってしまったゆめこはまさにあちら側へ橋を渡るし、親に売られた九州娘の余った出前ものをかっこむシーンの面白さといったら。そしてラストのホラーともいえるアップと音楽。素晴らしい娯楽作!
まさと

まさとの感想・評価

4.1
60年前には吉原ってあったんですね。やっぱり今の人が作る昭和にはない昭和感がありました。少し古くて小汚く見える(白黒だからそんな感じがするだけですが)セットとか、声の出し方の違いなのかな。
縦長の映像の奥に世界が地続きで広がっているのでは、って思わされました。あの構図好きでした。映画全体で吉原の女性側だけを映し出しているのも、男性側の心情とか変に考えず集中して観れるので良かったです。
あの何とも言えない音楽癖になります。見ている自分の感情表してくれてるみたい。
全体的に重いはずなのにゆるゆるとみてられました。働いている人達も遊郭?で連帯感があるから安心していられるのかな。

個人的には若尾文子推しです。艶がすごい。
Junko

Junkoの感想・評価

4.5
女は強し、しかし儚く脆い。

売春禁止法成立が施行されるかギリギリの時代。
吉原といえば遊郭、ソープ街という感じで赤線時代の吉原はよく分からなかったので、赤線時代の吉原を映画だけれど見れて良かった。

おどろおどろしい音楽がストーリーにマッチしていくのがまた哀しい。

若尾文子の遣り手姿に痺れる!
苦界から抜け出すには、あの位の器量が無いといけない。
しかしなかなかそうはいかないのが、
苦界の沼よ…。

京マチ子のうちヴィーナスや八頭身という台詞、つっけんどんだけれど実は本音で話す人情深い役柄は吉原には少なく珍しいと思うので際立っていて流石。

ラストのシーンは哀しいが綺麗。

今現代も吉原がどうなっていくんだろうか不安な時代に突入中だ。
C

Cの感想・評価

3.6
この若尾文子いいなあ。息子に捨てられて頭が狂う、そんな落ちぶれた人生にならないようにしたい…
「自分に都合のええ時には親とか子やとか言いよって、都合が悪なったら何言い出すか分からへん。当てにしてるさかい、バカみるのや」
今や日本独自の艶やかさを失いつつあるなぁ…
ミッキーが可愛すぎ。最も吉原娘っぽい理想的で愛おしいキャラクター。
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