赤線地帯の作品情報・感想・評価

「赤線地帯」に投稿された感想・評価

ngsm

ngsmの感想・評価

4.0
溝口健二&増村保造映画祭

搾取される側の女性がたくさん出てくる中で賢く生きてく若尾文子がクール
めちゃくちゃ哀しい話だけど、ちょっと笑える所もある
てよ

てよの感想・評価

4.8
作品の短さの割にキャラクターの立て方と作品の説得力とのバランスが素晴らしいと思いました。
スコアについては映画館で観てたら違ってたかも。

若尾文子のアイドル顔と京マチ子の圧倒的な存在感を堪能しました。八頭身や…笑
木暮実千代もよかったなあ。昔の女優さんはみんなすごいな…。

日払いで給料もらう場面の描写がおもしろかったです。当時としては大金だろうし、あれはテンションあがるよなあって思いました。

売春防止法施行前の赤線地帯を描いていたけど基本的には今の夜の世界もこんな感じなんでしょうね。道徳観では割り切れないリアルな問題満載の世界。

学歴も職歴もないけどそれなりのお金は必要という状況になった場合、女性が夜の仕事を選択するしかないのはいつの時代も同じでしょうし。今の時代に体を売るところまでやるのはどうかと思いますが(精神的なダメージが大きすぎるだろうし、違法だし、いろんなリスクも高いし)それでもそれしか仕事がないって誰かに相談され、いろいろ話した結果たしかにそうするしかないと分かったらどうすればいいんだろう。
へんてこりんな音楽とともにはじまる女たちの力強い記録。

生き抜くとゆうこと。人と人とのつながり。家族。
いつから私たちはこんなにも求めるようになったのか。選択肢が多過ぎて、目の前の"幸せ"に気づかない。

がんばれ、女たち!
よし。明日も明後日も、これからも、ずっと。
赤線吉原の「サロン 夢の里」で生活を凌ぐ女達の群像劇。
溝口健二の遺作。

3人の名女優の華麗な共演。

京マチ子演ずるミッキーの格好良さ。
当時なら充分大柄なバディはトランジスタグラマーとは言わないね。
大阪出身だけに堂にいった神戸っ娘ブリ。
「うち、ヴィーナスや」
「八頭身や」
粋で溌剌とした芝居は、かたせ梨乃なんかがこの作品の影響を後に受けているように思える。
雨月物語とのギャップに目を剥き演技の幅に感服。


祇園囃子では憂いたっぷりの木暮実千代が地味ィなオバちゃん。
崩れた着物の着こなしや冴えない私服、パーマネントとメガネが生活臭たっぷりだが妙にチャーミング。

そして若尾文子様演ずるやすみさん。
本作では無表情な仕事人。
メイクもいつもと異なる涼しい艶。
激情をひた隠す淡々とした所作が堪らない。

江戸っ子も関西人も完璧にこなす名脇役進藤英太郎のしわがれた声が癖になってきた。

てっきりアングラな作品かと思ってたのが、軽妙な下町人情話仕立て。

話が進むにつれ、それぞれの身の上とドラマが明らかになる。
会社の疑獄事件で小菅刑務所に入った父親の保釈金20万のために吉原に流れて今や金貸稼業に精を出す若尾文子のエピソードなどハッとさせられる。
社会の底で媚を売り借金にがんじがらめながらも自由に生きる女達の生活。
売春防止法の施行という世相に翻弄される人間模様。

色鮮やかと見紛うかのようなネオン輝く夜の吉原のセット。
そこに響くテルミン混じりの珍妙な音楽も彩りを加えている。

人生の節目の瞬間を捉えたエンディングに鳥肌。

〜〜

2020年東京オリンピックを目前に控え思い付いたように、街を浄化させる動きが出ない事を祈る。
otom

otomの感想・評価

4.0
売春禁止法案が議論されている当時の映画であるが、今観ても何か共通するものがあるのでしょうね。貧乏が売春を生み、売春が色んな問題を生む連鎖。食い物にされる者が他の者をまた食い物にする食物連鎖がテルミンの音楽によって恐ろしさが増す。パンスケなのに気品あふれる若尾文子サマは最強。
広能

広能の感想・評価

5.0
最高だ
な

なの感想・評価

3.8
岩尾文子、遊女が似合う!!
すみません!わかりませんでした!笑京マチ子さんがかわいいってことだけはわかりました!
出町座でみて、白黒で、みんな演技も上手くて、あとは音楽が気持ち悪かった、不協和音すぎて!
しかし吉原300年の歴史を感じました!
「うち、ビーナスや。八頭身や」

アルトマンとかPTA並みの群像劇(背景に売防法の成立の動き)

若尾文子は相変わらずなクールビューティー。結婚祝いに500円入った通帳と三文判ってさすが文子様。
京マチ子(洋服)が自由奔放な女のコを演じているのが新鮮。父親とのシーンはいつもの京マチ子。「マリリン・モンローでも見てきたろ!」

木暮実千代「子どものミルクひとつ買えないで、何が文化国家さ!」

86分は短すぎ!ディレクターズカットないか
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