ToshiyaYokota

Ryuichi Sakamoto: CODAのToshiyaYokotaのネタバレレビュー・内容・結末

Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

○本作は津波ピアノで始まる。東日本大震災の被災地で披露する「戦メリ」で観客をどっと惹きつける。

○その後は、闘病生活からの脱出を描く現代と、「戦メリ」辺りからの映画音楽の仕事を時系列で追っていく。

○「戦メリ」「ラストエンペラー」「シェルタリング・スカイ」「レヴェナント」と各映画での監督等とのエピソードが聞けるのはうれしいところ。個人的には、どこがどう良いのか、具体的には「シェルタリング・スカイ」でイントロの書き直しを監督から命じられ30分で修正したイントロが良かった話があったが、具体的にどう良かったのかを修正前の音楽と比べてコメントしてもらうなどできれば素人目にはありがたかったかな。

○にしても何気なく聞いている映画音楽が作られている過程を少しでも感じることができるのは嬉しい。60超えた坂本龍一が良い音にめぐり逢った時に見せる少年のような無邪気な笑顔を見ると、映画を見る際に音楽にもより注目しようと思う。
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