あいはら

Ryuichi Sakamoto: CODAのあいはらのレビュー・感想・評価

Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)
5.0
津波に飲まれたピアノのことを、自然によって調律されたピアノ、ピアノの死体などと評し、朧げに心地の良い不協和音を奏でる坂本龍一はさながら納棺師だった。静かな水の中にいるような感覚で、沈んでいく自分が浮かんでいく吐息をぼーっと眺めるようにそのシーンに魅入ってしまった。魂震えた〜〜。自分も大好きなタルコフスキーのポラロイド写真集を坂本も見ていて、音楽家にインスピレーションを与えるような写真が撮りたいと強く思った。
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