グリーンツー

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇のグリーンツーのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

本当にこれアニメ?と思うくらい、ドラマが重厚で見応えあった。

登場人物の多くの「本音」と「建前」。例えば古代進だと森雪に対して、「一緒にヤマトに乗ってほしい」のに「君は残れ」と言う場面がある。他にも、多くのシーンで「本心ではこうなんだけど…」という瞬間を見かける。

また、この作品を作った理由も今回で少し理解出来た気がする。真田が古代を艦長に推した理由がそれを示している。物事を決める際の基準になるもの。現実の世界でも「合理的」とか「政治的」な理由により忘れがちになるもの。それを描きたい作品なんだと思う。今回のヤマトは地球が「敵」になるし、実は発進「しない」方が正しいんだけど、何故そうしてでも発進する必要があったのか?また自分も含めて観客に対して、それと同じことを学校や職場で出来るのかどうかを問いかけているのかなと思う。

次回も楽しみ。