1989年、MI6のスパイ、ガスコインが元KGBのバクティンに殺され、世界中のスパイのリストが奪われてしまう。リストを奪還するため、MI6はローレン(シャーリーズ・セロン)をバクティンの潜伏するベルリンに向かわせる。MI6はリストの奪還と二重スパイ「サッチェル」の抹殺をローレンに任せるが、そのリストを狙う第三者が既に動き始めていた。
ストーリー展開として、現在のローレンのミッションの聴取のシーンと過去のベルリンでの行動を交互に描いており、緩急はしっかりついていました。
しかし、ベルリンでの協力者パーシヴァルやフランス諜報員のデルフィーヌなど信用できない人間関係を元にローレンは行動するため、所々、行動の意味が分からない部分が出てきて困りました。ストーリーの構造上、最後にならないと分からない作品であるため、当然かもしれませんが、モヤモヤしたまま話が進んでいきました。
本作品では多くの戦闘シーンが含まれていて、ローレンの獅子奮迅の戦いっぷりはとても見応えがありました。常にワンマンアーミーだけど強くてカッコよかった。
ローレンは常に心の中を見せない不思議な魅力と、タバコを吸いながら余裕を感じさせる姿がとてもカッコよくて、強さの象徴のように感じました。
普通に面白かったと思います。