【ネタバレなし】
う〜ん…
人物関係が複雑なのと、物語上のフェイクや謎の人物の設定で顔と名前がとにかく一致しない、セリフに出てきた名前が「誰？」とか「そもそもお前誰だよ？（誰だった？）」って感じが多くて、ストーリーの流れが悪く、自分はあまり楽しめませんでした。
小説だったら、「それ誰のことだっけ？」「今誰のことを話してるんだ？」「お前誰だっけ？」みたいな感じで、何度も何度も前のページを読み返すような、付箋を何個も貼りながら読み進むような、映画でした。
シャーリーズ・セロンのアクションはとにかく凄くて、青アザだらけの裸体が写りますが、本物なんじゃないか？というくらいの、フィジカルな動きも凄いし、カメラワークも凄かったです。
007でのダニエル・クレイグばりと言ってもいいくらい、アクションシーンだけだと★×10でした。
ですが、ストーリー上のドラマチックな出来事…序盤から何度もしつこく出てきますが、アレってむしろ観る方が忘れてるくらいの作り方の方が、俄然良かったように思います。
「えぇ…そっか…そう言えば…あったね」みたいな。
その方が絶対良かったのに…なんで？？？？
演出として本当に残念でならないです。
予告だとアンジーの『ソルト』を彷彿するような、”痛快な女スパイ！”の編集でしたが、本編はダニエル・クレイグの007とかジェイソン・ボーンシリーズの雰囲気に近いかも、です。
特に戦闘シーンのストイックなエグさという面で。
そんな感じで、アクションは凄かったんですが、ストーリー展開が変に凝りすぎてて、ちょっと難解に感じました。
なんか残念…
