ダイセロス森本

アトミック・ブロンドのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
5.0
アクションシーンが見どころと売る本作。でもね!お話も超素晴らしいんです。この裏切りに裏切りがある感じ、たまらなくスパイっぽくて楽しい。

アクションシーンは文句なしのもので、カメラワークを派手にせず、動きをしっかり見れるのが良い。実際格闘技を見ているような気持ちで、騙せないアクションをこなしちゃうセロン様がすごい。
最近のアクションはカメラをブラすことで「何かやばいことやってる」と感覚的に伝える手法が多いけれど、今回はカメラがずっと脚立に立っているような、瞬間で動くことのない作りなので、アクションが隅々まで楽しめる。これって本当に難しいだろうなあ。スタントも変に使えないような作り。

さて、目当てのマカヴォイ。いい味出してるおっさん!30代の強面おじさん、でも実は凄腕スパイ。セロン様と並ぶと少々背丈が気になるが、堂々としてくれるので良し。男前すぎるセロン様の横で、ちょっと女の子みのあるマカヴォイも可愛かったぜ。

R15ということである程度覚悟して(グロ)いたのだけれど、それほどでもなく。でも最近の技術ってもうわからない。首から血がどくどく流れているところなんて、リアルすぎるじゃない。

さて、女性同士の濃厚な絡みが見られる本作、ソフィア・ブテラがまた良い。若くて美しく、健康的な肌、体。頑丈な体で戦闘シーンはなかったものの(ネタバレになりそう)、その存在感は圧倒的。あの肩幅すごかったな。
セロン様もまた本領発揮、パーフェクトボディはソフィアちゃんに負けない。さすがすぎます。

とにかく目で楽しみ、耳で楽しみ、頭でこの騙し合いを楽しみ。すべてで楽しめる映画だったので、これは本当に面白い作品だということがよーーーーーくわかりました。迷いなくBlu-rayを購入しお家でじっくり見たい。4DXも気になるし、あと数回いくかも。

この色調が好きすぎるのもある、全てがパーフェクト。