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アトミック・ブロンドのkenのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
4.2
東西冷戦末期1989年のベルリンが舞台である。壁崩壊直前におけるMI6凄腕女スパイと各国スパイとの壮絶な闘いを描いている。ジョン・ウイックのプロデューサーによる初監督作品にてアクションシーンは半端ない。

これ程激しい女性スパイのアクション映画を観たことがない。スリムで長身のクール美人シャーリーズ・セロンが体当たりで本格的な殺し合いの格闘シーンをやってのけたことに驚きを隠せない。屈強なソ連のKGBを相手にダメージを受けながらも必死である人物を守る為に命をかけて闘う姿に圧倒される。そして、圧巻は彼女の痛々しくも美しいヌードシーンに思わず息を呑み釘付けになること間違いなし。

格闘シーンの練習は相当やらないとこのレベルのスピード感は出せない。最強女スパイの役を見事に演じ切ったセロンのプロ意識の高さは流石である。41歳とは思えない程のハードアクションに挑戦したことは素晴らしく、新たなジャンルを切り開いたことは賞賛に値する。

全編に渡り流れる1980年代の音楽も時代の背景とマッチしていて良かった。アトミック・ブロンド2の公開が今から楽しみである。
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