ポップなオープニングタイトルからいいバカ映画だと思ったけどかなり硬派な話で驚かされた。「ジョンウィック」を想像してると痛い目見る。確実に意識してあるだろう「裏切りのサーカス」が近いかな。
だから話の筋を追うだけでも大変で話は二転三転、入りみだれる組織など、1回見ただけで理解するのは辛いところ。
アクションはもっと増やしてほしいところだが襲いかかる敵を倒していく約7分間のワンカットファイトシーンは強く印象に残る。決してスタイリッシュというわけじゃないけど泥臭くて好き。あとスクリーンの裏側を使ったアクションは影が動いているようで素敵。007スカイフォール。
冒頭で流れる「Blue Monday」でしっかり心持っていかれるが音楽が微妙にノイズになってるような、なっていないような。文字の出し方も含めてもっと地味に脚本ももっと繊細にやってもいいんじゃないかと思いました。まぁそれだと既存の映画の何かになってしまいそうですが。
なぜそこまで体を張るの?とセロン姐さんには驚かされますがそんな心配は無用のようでぶちかまし続けます。背中の筋肉で気合いが伝わりますよね。
中学生の頃好きだったシャーリーズ・セロンが変わらずあの美貌を保ち続けてる奇跡を確認できただけでも満足です。