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アトミック・ブロンドのan0nym0usのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
3.6
騙し、欺き、真実は闇の中へ葬る。
それがスパイの作法。

177㎝の長身に真紅の超高ピンヒール。
冷たい銃からは熱い弾丸。
したたかな女豹。凄腕女スパイのバイオレンススパイアクション決定盤。セロ姐…その背中に惚れちゃいます!(〃ω〃)
でも、肉弾戦は痛そうだなー_:(´ཀ`」 ∠):

スパイ映画の醍醐味と、解りやすいラストのスッキリ感を併せ持つ佳作でした。

お酒を使っての観る側への印象操作的な描写もあって、いい緊張感を保ったままで進んでいくし、飽きないスピーディな展開。

主要な登場組織は…イギリスのMI6、ロシアのKGB、アメリカのCIA。そしてフランスもひとつまみ。各国の諜報員の名前と所属のデータが隠された『リスト』を巡って、虚実入り混じった駆け引きが繰り広げられていきます。

少しネタバレるとしたら…裏の裏の裏。
正解は作品を観て確かめてね(笑)

キングスマンのガゼルを演じたソフィア・ブテラが出てきますが、セロ姐の引き立て役で終わってしまいました…彼女のフィジカルが活かされてないのが残念。

テイストは裏切りのサーカスをライトで現代的に仕上げた感じ…でしょうか。あちらは男の色気がムンムンでしたが、こちらはしなやかで女性的…でも戦闘は銃よりグーパンチの肉弾戦がメイン。

派手さが無い分、逆に戦闘シーンと軽快な音楽とのアンバランスさがスタイリッシュでした。硬派なスパイ映画を好む人も、セロ姐の美貌に惚れちゃったけどスパイものは苦手って人でも楽しめる親切設計だと思います。

食わせ者な立ち位置のマカヴォイも、あの読めない表情の出し方が絶妙でしたよ😊

でも、全てを掻っ攫っていくのはセロ姐。
尋問室でくたびれた様子で、紫煙を燻らせる姿がセクシーすぎて悶える(。-_-。)

あのビスチェ欲しいなぁ…
微妙に身長が足りなそう…_(┐「ε:)_
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