映画の味方あっつマン

アトミック・ブロンドの映画の味方あっつマンのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
3.8
イギリスの情報機関、MI6ですご腕のスパイとしてその名をとどろかすロレーン・ブロートンに、指令が下される。それは、何者かに奪われた最高機密クラスのリストを取り戻すというもの。ベルリンを訪れたロレーンを待ち受けていたのは、世界各国のスパイだった——。

冒頭、シャーリズ・セロンが傷と青痣だらけの体で、氷風呂に入る。引き締まった、たくましい身体がとにかく、かっこいい。彼女は本当に良い女優さんになったと思う。

アクションシーンでは、男を相手にガチの殴り合いを繰り広げる。見事な金的も多数。中盤のワンカットのアクションは、女性のアクションの中ではトップクラスの出来だ。

アクションシーンもそうだが、女性スパイにはよくある男向けのセクシーアピールは本作にはなく、フェニミズムよりの見せ方が目立つ。女同士のベッドシーンは、もはや男は不要だと言っている様にも感じられる。

近年は「ワンダーウーマン」と言い、フェニミズム系の映画に勢いがあるようだ。all-maleな映画は、もう古いのだろうか。

これまで女性スパイでは「ソルト」のイヴリン・ソルトが一番好きだったが、本作を観てロレーン・ブロートン推しになった。でも、「コードネーム U.N.C.L.E. 」のギャビーも捨てがたい。。

続編が作られると良いけど、シャーリズ・セロンは既に42歳だし、part2ならともかく、長期シリーズ化は難しいだろうな。