テレザ

アトミック・ブロンドのテレザのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
3.9
バイオレンス描写とポップ・ミュージック。
一発で、あぁ早くspotifyでこの映画のサントラをフォローしなければ!と思わせられる。爆音で観るべしな作品。
デヴィッド・ボウイが流れ、接近戦がスローモーションで映されると、大好きなメタルギアソリッド5が思い出されますな〜。
シャーリーズ・セロンが悲鳴に似た叫びと共に男を撃ち殺すのは、「モンスター」の頃と変わっていない。たまらない。
冒頭、彼女が机の引き出しを開けるといくつかの化粧品の中に混じってDiorのリキッドファンデーションらしきものがある。小ネタ。
中盤、セロンが劇場の裏で敵のスパイと対峙するシーン、スクリーンに流れているのはタルコフスキーの「ストーカー」。これはイカす!東ドイツ(DDR)ぽさ。
物語なぞ正直なんの意味も無く、一貫してクールでカッコいい女スパイを愉しむ映画で、真っ直ぐに酔い痺ればよい。
ストーリーで良い点。ハニートラップ含めお色気シーン多めに演じさせられがちである女スパイが唯一ベッドを共にする相手、そして涙を流す相手が同性の女であること。殺伐とした世界での唯一の癒し、希望は自分が守りたい相手。主人公の人間としてのその切実さが、(LGBT)流行りのファッションと併せてこの映画に良い効果をもたらしているのです。