お望月さん

アトミック・ブロンドのお望月さんのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
2.5
冷戦下の東ドイツで恋と仕事に揺れ動くブロンドスパイの活躍を描く、と思いきや期待していた時代のポップミュージックに合わせた軽快な音ハメアクションや爽快なスパイアクションを見ることはできず、やや鈍重な展開が続いてしまう。本気で女を殴るタイプの映画。
鏡や壁を背にした線対称の場面が印象的で舞台となっているベルリンの「壁」が崩れた瞬間からストーリーは急激に結末へ向けて走り出していく。
銃撃シークエンスのスピード感は素晴らしいが、それまでの展開を覆すまでの加点には至らない。惜しい作品だ。