すがり

アトミック・ブロンドのすがりのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
3.7
シャーリーズ・セロンという完璧美人
ジェームズ・マカヴォイという最強の役者
こんな映画を観ないわけにはいかない。

完璧美人って書くと美しいだけかと思われるけど全く違う。
これだけ綺麗で生臭い血みどろのアクションがこなせる。
これぞ完璧。

そしてマカヴォイ。
初めて顔と名前が一致して観たのはWANTEDだったはず。
そこから先どの映画で出会っても演技力だけで何もかも満足させてくるからすごい。

映画としては、というより単純な物語としては若干の物足りなさが残ってしまうものの、
この二人を見ているだけで充分満足できる。

やっぱり007式とは違うスパイ映画っていうとどうしても裏切りのサーカスがあるからね。
今作はそれらの中間にあるような印象を受ける。

長回し的アクションは本当にどうしたのこれって言いたくなるほど迫力があるし、私もここに居るのかなってくらい錯覚的違和感を伴う没入感を与えてくれる。


冒頭からかなり洒落てて掴みも良く、それが薄く長く持続してくれてもいる。

いやーしかしそれでもこの物足りなさはきっと物語とマカヴォイ成分が足りなかったせいもあるのかな。

12人の怒〜とスプリットを足したような、マカヴォイが一人複数役で延々喋り続けてる映画が観たいね。
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