ラストシーンで(あ〜これがやりたかったのね)って思いました パズルのピースが当てはまっていくような感覚に囚われます
他の方も仰られてますが、後のファシズム独裁に繋がっていくフランコ政権側だけじゃなく、負けた政府側も真っ黒の人間ばかりで批判対象になってるのが(当たり前っちゃ当たり前ですが)新鮮に映りました。最近はホント単なる一面的なナチ批判に終わらない作品が多いような気がします。
恋愛シーン若干蛇足かな〜と思いましたが、後半はお金かかってて凄いです。
恥ずかしながら歴史上において焼夷弾が初めて使われたのがゲルニカだとこの映画で知りました。
それを踏まえると非人道的な殺戮が始まっていく転換期と、この作品が伝えようとする「人間性とは何か?」というテーマは非常に合致していて興味深いと思います。