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ヘルタースケルターの8810のレビュー・感想・評価

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)
3.0

ヘルタースケルターのタイトル通り、
ひっちゃかめっちゃかなストーリーでした。
鬼才蜷川実花の暴力的な色彩感覚とオーバードーズでの幻覚症状の世界とがマッチしていていい意味で気持ち悪い。
リリコの美への執着心とは対照的に、世間の人々の執着の無さが着々ととリリコの人生を狂わしていく。まさに悲劇でした。

リリコの野蛮で恐れを知らない様は、沢尻エリカ本人と重なるところがあり、さながらピーターパンのタイガーリリーのようでした。
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