Yu

KUSOのYuのレビュー・感想・評価

KUSO(2017年製作の映画)
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大便がいっぱい。
登場人物全員顔に水疱ができててちょー汚い。それだけで結構気分悪くなるのだがタイトルのクソに加え白濁液やネッチョリしてでろでろしてる何かなど人を不快にさせる成分が大量に盛られてる。
なんなら替え玉と言わんばかりにサイケデリックに畳み掛けてきて一種のトランス状態になる。

見る前からこのクソ映画をクソ映画と認識して気分が悪くなると知りつつもこのKUSOを見に行ったのですが案の定気分は最悪になりました。そもそも、この映画にはほとんどストーリーというものがなくて世界観に浸ってみんなで気分悪くなろーぜ的なものなんですが、気分悪くなるのは基本的にみんな嫌だと思うのになぜ最後まで気分悪くなる〜とか思いながら見てしまうのだろうか。
クソをぬりだくる少年を見てまあそれは汚いんだけどそこには博愛を感じる。森山直太朗もこの映画でも言っていたが「お前から出てきたんだぜ」と身も蓋もないこと言われちゃうと「なるほどクソはそんなに嫌われる必要ないんじゃあないかな?」とか思っちゃうけどクソはクソなんでクソらしくクソみたいな扱いを受けてもいいと思う。
でもでもクソみたいに扱われるものはクソでクソ以外はクソじゃないと考えると、クソはクソ扱いされるという特別な席が与えられており、そこにつけこまれて90分糞まみれになってしまったのかもしれない。限界芸術っつうの?しらねーーー!!わかんねーーー!!けどなんかスゲー見ちゃうーーー!な、映画でした。
亀頭にドライバーつっこんでる映像が怖かったです。
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