ねぎおSTOPWAR

静かなる復讐のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

静かなる復讐(2016年製作の映画)
3.4
スペインを味わいました。

基本的な設定、ストーリー、演出は悪くないです。・・ただこれまでの映画がやり尽くしているフィールドのため、新味には薄いかな。

人々の生活を知ることが出来たことは良かったです。また章立てでエピソードが語られるので、そこはとても理解しやすい。




〈以下ネタバレします〉



冒頭クーロが強盗団の運転手役で、逃走中に事故を起こし捕まるところから話はスタート。その後のセリフなどから、他のメンバーは捕まっておらず、クーロのみ8年服役していることがわかる。その上服役中にアナは妊娠出産(面会でベッドとご丁寧にティッシュまである個室が与えられていた。スペイン凄い!)そして騎乗位!!!

ホセ(強盗事件で父が植物状態、婚約者は殴り殺された)は犯人の手掛かりを得る目的でアナに近づく。彼女の兄のバーに出入りし、ついにクーロと対面。アナを利用しクーロと2人の犯人を探す旅へ。「静かなる」ではなくかなり「非情なる」ですが、ついに婚約者を殴り殺した当人が判明。それはアナの兄だった!

ラスト、クーロをアナに住まわせていた自分の実家に届け、二人に手出しせず車を走らせたところでスタッフロール。
アナには気持ちがのこっているし、クーロは本当に何も知らなかったことがわかったから助けたのか?ここは少し考えてみます。
「じゃあな、あばよ!」的な去り際でした。