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ブレードランナー 完全版のScreen7のレビュー・感想・評価

ブレードランナー 完全版(1982年製作の映画)
4.2
ストーリーはオリジナル版とほぼ同じなので短文レビューです。
私はこの完全版とファイナルカットが特に好きでした!終わり方が良い。
タイレル博士の目をぐっと潰すシーンとロイが自分の手に釘を刺すシーンは、撮る角度的にオリジナル版よりグロめな印象でした。
これだけだとロイやばい人じゃん!って感じですが、最後のデッカードとの戦いを見ると、彼にも葛藤やレプリカントならではの切ない思いを感じました。
鳥が飛び立つタイミングも相まって、儚げで感動的なシーンだと思います。
この場面のロイの台詞が刺さる…!
「おれはお前たち人間には信じられぬものを見てきた。オリオン座の近くで燃えた宇宙船やタンホイザー・ゲートのオーロラ。そういう思い出もやがて消える。時が来れば涙のように雨のように」

タイレル博士の言う通り「明るい火は早く燃え尽きる」いつしか人にとって脅威的な存在になってしまったレプリだけど、4年の寿命という悲しい運命の彼らの気持ちを思うと辛いですね。。
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