映画評論家の町山さんが絶賛していたので、ややハードル上がっていたせいか、「スゲー面白い!」という感じではありませんでした。
でも、まぁ、面白かったです。ただ、やっぱり実話という事もあり、ポップに観せる感じも分かるのですが、胸糞悪さは拭いきれない感じがありました。
実際の事件はネットで調べたぐらいでしたが、知ってました。本当に胸糞悪い事件です。なので、ほぼ犯人の手記通りとは言え、ポップに観せたとしても、親となった今となっては、心底楽しめない感じがありました。こんなヤツらが隣人に居たらと思うと寒気がします。
しかしながら、「冷たい熱帯魚」程の吐き気を催す胸糞悪さではなく、サラッと観れる感じも、監督の上手さが光った作品だと思います。
事実は小説よりも奇なり、本当に恐いのは人間です。こういう人間と関わる事の無い人生を送りたいものです。