本物の戦争は前触れもなく「死」が訪れる、、、と伝わってくる映画。
この映画は実際のアフガニスタンでの作戦に同行した記者のドキュメント作品で、映像のなかの戦闘シーンや兵士たちはすべて本物です。
この映画のすごいところは、ドキュメントなので当然ストーリーもなくいきなり戦闘が始まります。
突然、銃撃されたり、前方を走る車が自爆テロで爆発したり、現地の住民が教えてくれた地雷を淡々と除去したり、すべてが突然ですべてが死と隣り合わせのリアルな映像を伝えていきます。
そしてある作戦に記者が同行するのですが、敵に囲まれての銃撃戦は銃弾が近くをかすめている音がはっきり聞こえたり、リアルな兵士たちの会話が生々しく残されています。
その戦闘のなかで戦死者も数人出てしまうのですが、最後の追悼式で名前を呼び上げるシーンや指揮官が涙を流すシーンは胸に刺さります。
いつ戦闘が起こるかわからない、いつ爆弾が爆発するかわからない、、、こんな緊張感のある日々をずっと過ごせば、誰だって普通ではいられない、、、と感じさせてくれる映画です。